原発の終わりの始まり
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
原子力規制委員会は5月22日の定例会議で、日本原子力発電の敦賀原発2号機の
直下に活断層があると断定し、これにより2号機は再稼働不能、廃炉になる
見込みがきわめて高くなりました。
また、同委員会は5月15日の定例会合で延べ9679点の機器で点検漏れがあった
日本原子力研究開発 機構(JAEA)の高速増殖炉原型炉「もんじゅ」について、
原子炉等規制法違反 (点検未実施)で、運転再開に向けた作業を中止する
命令を出すことを決定しました。
今回の決定は原発への依存率が高い電力会社ほど、経営への影響が大きくなります。
原発をもつ電力会社への逆風はこれだけではありません。
───────────────────────────────────
*原発を続けたければ、電力会社は厳しい規制基準に合わせて多額の投資を
しなければなりません。その費用は電気料金に算入されます。
*自然エネルギーは世界でも、日本でも伸びています。
*電力市場を自由化し、家庭でも電力が選べるようになる法律が2016年に
実施される見込みです。
今後、原発を持つ電力会社と、自然エネルギーで発電する電力会社の
競争は激しくなっていきます。
詳細はブログ:「原発の終わりの始まり?電力会社に残された道とは」をご参照ください。
http://a06.hm-f.jp/cc.php?t=M270628&c=34610&d=7f0d
───────────────────────────────────
以上、国際環境NGOグリーンピースからのMailより転載
もう「原発を廃炉にすると電気が足りなくなる」って信じている人はいないと思う。
だって、いま現在、日本で稼働している原発って大飯原発だけだからね。
計画停電とかっていう電力会社の「猿芝居」を続けながらでも、フツーに電力は足りているし、エアコンが使えなかったことが原因で熱射病で亡くなったというお年寄りの話も聞いたことがない。(そもそも、熱射病は水分などをきちんと補給していれば防げるはず)
ただし、今まで電力の供給を「原発に依存しまくっていた」せいで、代替エネルギーにシフトしてゆく過程で中小企業などが経営に支障をきたすこともあるだろう。
わたしは、「日本の経済は中小企業が支えて来た」と思っているくらい『中小企業びいき』なので、中朝企業の方たちには本当に申し訳ないと思う。
というか、、
次の図を見てください。
日本はアメリカ、フランスに次ぐ原発大国。
しかも、数の上では3位かもしれないが、国土の大きさが近いフランスと比べただけでも、面積あたりの原発保有数は、フランスの約1.6倍、
当然、面積あたりでは世界一の原発保有国である。
そのうえ、フランスではほとんど地震がないのに対し、日本は言わずとしれた地震大国である。
イメージとしては、崖の上にサリンのような毒ガスが入ったテントを何個も建てているようなものである。(サリンは即効性があるから、想像力が貧困な人にもわかりやすくてエエんだけどね、放射能は時間をかけてジワジワと人体に影響を与えるから、「すぐに命の危険に関わらなければ」人間ってのほほんとしちゃうんだろうね)
どのような組織でも行っている「リスク管理」ともいえる原発に何か起きた場合を想定して他のエネルギー分野を開発するといった、国として「アタリマエのこと」を怠ってきたのである。
実は、東電にも以前はまっとうな感性をもった職員がいた。
最近、犯人とされたネパール人の無実が確定したのが報道されたので、思い出した方も多いと思うが
そう。
何者かに殺されてしまった東電の女性社員。
彼女は非常に優秀な方で、お父さんも東電の社員だったが、反原発の立場だったせいか管理職をたった1年で降職させられ、その後がんでお亡くなりになった。
そんなお父さんを見て育ったせいか、彼女も東電に入社しながら「反原発」の立場を貫き、「地熱エネルギー」に関する論文を書いて世界的な賞を取ったそうだ。
そして、その後、彼女は汚名をきせられて殺されてしまった。
(この事件に関する詳しい内容は、『冤罪:反原発東電OL殺人事件』でご覧ください)
もし、彼女が生きていたら
もし、彼女以外にも日本のエネルギーの未来を真剣に考える社員がいたなら
もし、国民も原発の危険性をもっと声高に訴えていたら
地熱エネルギー、太陽エネルギー、風力エネルギー、小規模水力発電、波力発電などの、安全で原材料コストゼロのエネルギーで潤っていたかもしれない。
日本の優れた技術力を生かして、自然エネルギーのリーディングカントリーとして、世界から尊敬され、若者も日本で生まれたことを誇りに思える国になっていたかもしれない。
今の日本は、、、真逆ですよね
福島でチェルノブイリ以上の大事故を起こして、原発の危険性を世界中に知らしめておきながら、いまも途上国などに原発を売ろうとしている。
インドや台湾などでは「そんな危険な原発なんて買えるかい」ってんでデモが起きている。
いくら、日本のマスコミがそういうことを報道しなくても、今の若者はネット上でそういう情報をいとも簡単に知ってしまう。
そんな国に対して、「誇りを持て」ったって無理でせう
忌野清志郎 LOVE ME TENDER 【放射能はいらねぇ!】
原発は必要悪って言ってるような人は、東日本大震災で亡くなった方たち、今も家族など大切な人と引き裂かれて暮らすことを強いられている方たち、故郷に戻りたくても戻れない方たち、避難したくても(金銭的な理由などで)避難できない方たちのことをどう思っているんだろう
わたしたちの身代わりになってくれているんだと思ってほしい。
この狭い地震大国の日本に原発が56基あるということは、明日には誰がそのような状況になってもおかしくないんだ。
「廃炉にしたらわしらの仕事が無くなる~」とゆうてるお方ら、
「大丈夫です。廃炉にするにも十数年から数十年はかかるので、あなたたちの仕事がすぐに無くなることはないでしょう」(その間に、代替エネルギーバブルが起こるといっても過言ではありません)
そして、「十分な安全性を確認できれば再稼働を」とゆうている奴ら、
そんなに安全なら東京に真新しい原発を建てんしゃい。
最も需要が多いのは東京圏じゃからのう。
そんなに電力が足りないってゆうとるなら、スカイツリーよりも原発建てたほうがえかったんじゃないかのう。
でも、絶対に建てないと思う。
だって、奴らもわかってるから。。
原発に100%安全なんてありえないから。
John Lennon - (Just Like) Starting Over
で、わたしが言いたいのは
「国民のためのリスク管理もせずに、自己の利益優先のために原発政策を推進してきた自民党は国民に土下座してあやまれ」
日本という「美しい国」が放射能まみれ、守銭奴まみれになったのはおまいらの政策のせいだろう。
自分たちで汚しておいて、なにが「美しい国へ」だ。
アホノミクスもやすみやすみいえ。