ヘイトスピーチ法規制を 市民団体、被害例も報告

2013年6月20日 20時23分

 在日コリアンが住む東京・新大久保などで激化する「ヘイトスピーチ」(憎悪発言)のデモについて考える集会が20日、東京都内で開かれ、主催した「人種差別撤廃NGOネットワーク」が、規制のために差別禁止法の制定が必要だと訴えた。
 集会では、コリアNGOセンターの担当者がヘイトスピーチの被害で営業していた店を売却した例や、バスの中で学生が韓国語を使わないようにしているケースもあると報告。「出て行け」などの激しい言葉に「子どもたちが傷ついている」と強調した。

東京新聞TokyoWEBより


$La Vie de Paris



I hate "Hate Speech" !


「ヘイトスピーチ」大嫌いです。
人を憎み、蔑んで、なにが楽しいのでしょうか? 
ののしりの言葉を吐いて、自分自身が嫌いにならないのでしょうか?

たしかに、人間同士、個と個の付き合いにおいては「合わないなぁ」とか「ちょっと苦手」っていう感情が芽生えることはあるでしょう。


ですが、会ったこともない特定の人たちに対して嫌悪感を抱くって何なんですか?
彼らもわたしたちも、この地球上に生まれた同じ人間です。
命はすべて平等なんです。


そもそも、「右」とか「左」とかいうイデオロギーで人を分類するのはナンセンスだと思います。
「脱原発派は左翼」と決めつけるなんて愚の骨頂。
わたし自身でいえば、反核を支持するので左翼と言われるかもしれませんが、TPPには反対なので、外面的には貿易の自由化には保守的な考え方、ということで右翼に近い立場と言われるのではないでしょうか。
複雑に入り組んだ現代社会の中で生きている以上、誰だって、右だったり左だったりすると思うんですよ。

もちろん、主義主張を持って「右翼だ」「左翼だ」と名乗りたい集団がいれば、それは各人の自由だと思います。

ですが、右の人も、左の人も、「祖国のため」を思う気持ちに変わりはないと思うんです。
まぁ、右の人はどちらかというと国家に対して重きを置き、左の人は個々の生活に対して重きを置いているという違いはあると思いますが。



このヘイトスピーチについては、いわゆる右翼団体の「一水会」代表の木村三浩さんが、インタビューでええことをおっしゃっています。(さっきも書いたように、左とか右って分類には興味がないので、こういう団体があったこと自体、初めて知りました)


【右翼と言えない弱者いじめ】<ヘイトスピーチ>法規制は言論の萎縮に

  民族派団体「一水会」代表・木村三浩氏


―東京・新大久保などでの排外主義デモは「ネット右翼」が行っていると理解されているが。

 「領土問題を持ち出して韓国を批判するという点では『右翼的』と言えるが、その行動原理は右翼とは全く言えない。例えば、右翼は日教組という組織を『偏向教育をやめろ』と具体的に批判して抗議活動をする。しかし、『在日特権を許さない市民の会』(在特会)などがやっているのは、無差別に韓国人が多い地域の街頭で『死ね』『出て行け』といった言葉を放つことだけ。世の不条理や既成権力と正面から向き合うという覚悟もなく、弱い者いじめの言動に終始している」

 ―デモでは日の丸も掲げられる。

 「日本には『和をもって貴しとなす』との精神があり、日の丸はその象徴。そうした日の丸の前でヘイトスピーチ(憎悪発言)を行うのは、品位を著しく欠いた不届き者の行為だ。そこには大義もなく、右翼思想としての鍛錬もない。他人から認められたいという矮小(わいしょう)化された身勝手な承認願望だけが浮かび上がる。本当に日の丸を掲げ、背負っていくだけの資格があるのか」

 ―日本と韓国、北朝鮮との現在の緊張関係を反映しているのか。

 「口汚くののしり、騒ぎ立てればいいという軽い発想しか感じ取れない。韓国や北朝鮮との政治的対立について、それを批判すること自体は何の問題もない。しかし『良い朝鮮人も悪い朝鮮人も皆殺し』などといった発言に対し、いったいどれだけの共感が得られるというのか。大部分の人は不快感しか抱かない。ネットの普及により、第三者の評価を受けずに自己の感情をそのまま表現できる場が生まれ、言論の質や内容が著しく低下した。それを、そのまま路上で行っているのがヘイトスピーチだ」

 ―ネット右翼と呼ぶより単にレイシスト(人種差別主義者)と呼ぶべきか。

 「右翼の名に値しないおぞましい集団だが、本物のレイシストは、もっと理論武装して冷徹な行動をとる。表面的に人種差別的な行動はとっていても、本質的にはレイシストではなく、いわば疑似レイシストだと考えている」

 ―ヘイトスピーチに法規制は必要か。

 「そうした意見が出てくるのは理解できるが、反対だ。法律を掲げて国家権力が出張ってくれば、むしろ言論を萎縮させることにもつながる。拡大解釈によって、政治家への抗議活動も規制されるようなことにもなりかねない。また、法律をあえて破り、規制をかいくぐった陰湿な攻撃を仕掛けてくる集団が出てくるかもしれない。結局はマイナス効果の方が大きいのではないか」

 ―欧米などでは法規制がある。ドイツなどでは憎悪犯罪としてただちに処罰される。

 「法規制のある国は、そもそも日本とは比べものにならないほど根深い人種間の対立がある。社会の出発点と現在の状況が大きく異なるので、単純な比較はできない」

 ―では、どう対処すべきか。

 「在特会などの主張がいかに荒唐無稽で恥ずべきものかを、社会全体で知らしめることが重要だ。『こんな行動をとっても無意味で無駄だ』という自覚を促す。徹底的に無視するのも一つの手段だろう。そうなれば、自然と消滅していくのではないか」

47NEWSより



木村さんが言っているように、彼らがしているヘイトスピーチは、思想でも右翼でも愛国でも何でもなく、単なる弱い者いじめ、自分たちの鬱積した何かを弱者にぶつけているだけだと思います。
(ただし、法規制することにはわたしも反対です。何を持ってヘイトスピーチと判断するかが難しく、視点を変えるだけで、市民のまっとうな発言の場まで規制される恐れがあるからです)


木村さんが「品位」について触れているので、ちと思いついたことを。

皇后陛下の美智子さまは、世界中の王族の中でも「際立って気品に満ちている」と言われています。それは、美智子さまが皇族だから気品に溢れているのではなく、日本人の美徳である「品格」を備えているからなんだと思います。

「品格」とは、他人を尊重し、考え方や立場の違う人を認めることができる資質だと思います。


$La Vie de Paris
Name the tree



ついでに言うと、
「他人の不幸は蜜の味」と公言してはばからない人は大嫌いです。
「他人の幸せを妬む人」には半径5m以内に近づいてほしくないです(笑)

というか、そういう人はアホやなぁって思います。
そういう人は幸せにはなれないと思うから。

なぜって、幸せは「内なるもの」に宿るからです。
「○○さん、楽しそうでいいなぁ~♪」って思えば、それだけで幸せを共有できるじゃないですか。

他人と幸せを共有できない人は、自分自身も幸せにはできないと思います。


Love each other.




Help Each Other & Love Each Other. Never Stop Sharing.


優しさがどんどん連鎖してゆく5分ほどのショート・フィルムですha-to

ラストシーンのカフェで、幸せそうなおばあちゃんと孫娘たちの様子を
ぼんやりと観ている同世代の女性に、
テーィンエイジャーの女の子が花束を贈っています。
そして、花束を贈られた女性は
マネージャーに叱られていたウェイトレスに対して。。

kindness keeps the world afloat.地球


ペタしてね