少し前になりますが、8月10日に『国防軍はいらない!~ヤスクニキャンドル行動』というイベントがあって、

そのイベントに闘うジャーナリストこと志葉玲さんがパネリストとして出席していました。

$La Vie de Paris



志葉玲さんのことは、わたしがTwitterを始めて間もないころに、彼のツィートに「ピン!」とくるものがあって、フォローさせていただいていたのですが

最近、イラク戦争の犠牲者といえる香田証生さんの記事を書いた際に、WEB上で資料を探していたところ志葉玲さんのブログに遭遇アップ

それ以来、彼のメルマガを愛読していますブルーだワン♪


志葉玲さんは、主にイラク支援を行うNGO関係者らと共に、2009年11月、「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」を設立し、「イラクと日本および世界の平和を実現するための早稲田宣言」を外務省に提出して政府にイラク戦争の検証を求めています。

また、yahooニュースでも『憲法改正で日本が「ブラック国家」化ー表現の自由弾圧、拷問フリー、戦争に行かなければ死刑』などといった論説を掲載しています。



戦争に行かなければ死刑!?



んな、大げさな。。と思われる方は、次の高橋哲哉 東京大学教授のお話を読んでみてください。

国民の責務として「国を守ること」が明記されているのですから。。



海月  海月  海月


【今週の憲法】天皇と国防軍、イラク戦争
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今月10日、「国防軍はいらない!ヤスクニキャンドル行動」というイベントに
参加し、イラク戦争検証について安倍政権の改憲の動きとも絡めて少し話しまし
た。その時一緒に登壇した、高橋哲哉・東京大学教授のお話が興味深かった
ので、その要点を紹介したいと思います。

メルマガ読者の皆さんがご存知の通り、昨年4月に発表された自民党改憲草案
は「壊憲」とも言うべき、酷い内容です。高橋教授は、自民党改憲草案の第一章
第一条で「天皇は、日本国の元首」と明記したことを、自衛隊の「国防軍」化
と絡めて話していました。

「要は主権者である国民の上位に天皇がまつり上げられている。のみならず帝国憲法
のように政治権力こそ与えられてはいないものの、天皇に最大限の権威付けがなされ
ています」


「『草案』の『前文』では、冒頭に『日本国は、長い歴史と固有の文
化を持ち、国民統合の象徴である天皇を戴く国家』とし、日本が天皇中心の国で
あると宣言しています。この「戴く」というのは、まさに国民の上に天皇が君臨
する構図ですから、『象徴』に留まらない崇敬の対象とされている。


そして『長い歴史と固有の文化』という形容は、要するに戦前の「国体」観、すなわち「万
世一系の皇統」こそ国家の権威の由来であるとする価値観を指示しています」(高
橋教授)。

高橋教授は、自民党改憲草案の「前文」の最後に、「日本国民は良き伝統と我々
の国家を末永く子孫に継承するため、ここに、この憲法を確定する」とあること
に注目。
「日本国はこの『天皇を戴く国家』を『末永く子孫に継承するため』の存在であ
り、そのためにこそ「この憲法を制定する」のだ、というわけです。

ここには、現在の日本国憲法と根本的に異質な国家観が示されています。現行憲法では、ま
ず日本列島上に人々が存在し、その人々が国家を運営するために憲法を制定し、
主権者の国民となる。

この憲法は、憲法や国家以前に人々が『人類普遍の原理』
としてもっている基本的人権を、国家権力に対して保障させるために作られるの
です。ところが、自民党の『草案』では、『Q&A』で、「天賦人権説は採用しない」
と解説されている通り『人類普遍の原理』の存在は否定されています。自民党の改
憲草案では、人々の以前に『天皇を戴く国家』があって、その国家を子孫に継承するた
めに『憲法』を制定し、この憲法によってはじめて『国民』の『権利』が認められる
わけです」(高橋教授)。

高橋教授は、自民党改憲草案の前文の「国と郷土を誇りと気概を持って自ら守
り」という部分について、「『国防』が、国民の最大の責務であるかのように
記されているのです」と指摘。

「天皇を戴く国家」を子孫に継承するために、国民全員が国防意識をもたなければならない。『国防軍』はその尖兵となる存在なのです」と解釈していました。こうした傾向は、早ければ今秋の臨時国会にも提出される予定の「国家安全保障基本法案」にも観られます。同案の4条には、

******************
第4条 (国民の責務)
 国民は、国の安全保障施策に協力し、我が国の安全保障の確保に寄与し、もっ
て平和で安定した国際社会の実現に努めるものとする。
*****************


という条文があります。「国家には国民を守る義務がある」というのなら、まだ
話がわかるのですが、

「国を守れ」「国民の責務だ」という発想は、それこそ、
かつての戦争での神風特攻隊や「バンザイ・アタック」を想起させる不気味な
もの。


高橋教授による、自民党改憲草案での天皇、国防軍、そして国民の位置づ
けに関する解釈は、自分にとってもなかなか刺激的で考えさせられるものでした。


海月  海月  海月


興味を持たれた方はぜひ 「ジャーナリスト志葉玲のたたかう!メルマガ ちょいカゲキに斬る社会問題・国際情勢」の購読をオススメします~右 http://bit.ly/cN64Jj 


$La Vie de Paris




日本の将来を憂いてはいるけれど、何もしないで傍観している方は「YES」と言っていることと同じだと思います。

何だっていいのです。アクションを起こしましょう。

簡単なアクションとしては、「この人の意見に賛同できる」と思う政治家でもジャーナリストでも音楽家でも作家でも誰でも良いのでTwitterでフォロワーになるとか

その人の資金援助(メルマガを購読する。会員になるなど)をするとか、

守りたいもののために電子著名をするとか、

目の前にあるパソコンやスマホで簡単にできることで良いのですもんじゅ君


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