『食』は直接わたしたちの口から入って、血となり肉となり、脳にエネルギーを与え、『思考』の活力となります。


そんな『食』を支える農業は国の基幹産業です。

経済性を重視する他の産業とは性質が異なります。


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日本の食料自給率は、農林水産省の資料によると24年度でカロリーベースは39%で生産額ベースは68%です(ん?意外と多い。カロリーベースと生産額ベースの違いがハッキリいってよくわかりましぇん汗

100%まかなえていないんです。

しかも、これからTPPに参入することになれば、海外から安全性が確かでない食料が今よりもずっと輸入されるようになるでしょう。

国内産か輸入ものか選べればよいですけど、今後国産のものはますます値上がりして、「選びたくても選べない」状況に陥るかもしれません汗2


そんな日本の食料事情ですが、わたしたちの食料自給率を一番支えている県といえば『北海道』でしょう。

その北海道にも泊村に原発が3基あります。しかも、3号機はMOX燃料にしようと経産省出身の経済奴隷知事が虎視眈々と狙っています。



北海道なんて、そもそも原子力発電所などなくたって十分電力を供給できます。大都市は札幌くらいですからね。

むしろ、広大な農地の隅っこでも、海岸沿いでもいたるところに風力発電を施せば、各自治体は地産地消で電力をまかなえるのではないでしょうか。

農業や漁業や観光業以外に地場産業の少ない北海道。

自然エネルギーのパイオニアとして、代替エネルギー産業で潤わせることだってできるでしょう。
(規制緩和規制緩和ってゆうのなら、早く電力を自由化せんかいびっくり発送電の分離をびっくり矢印それをしないってことは、原発に寄生して甘い汁を吸っている原子力ムラの住民が反対しているからですうう



このような北海道で、原発事故が起こったらどうなるでしょう?

大地が、空気が放射能に汚染されてしまったら。。

わたしたちの『食べもの』はどうなるでしょう汗うさ



というわけで、わたしたちのために頑張ってくれている人たちがいます(`・ω・´)

泊原発の廃炉をめざす会

道内外の1232人が北海道電力を相手取り、泊原発の廃炉を裁判で訴えているのです。

先日7月26日にも第6回の公判が札幌地方裁判所で行われたばかり。

その際、原告側から高校生の意見陳述をさせてもらうよう申請していたのですが、なぜか認められませんでしたあいう

どうやら未成年だということが認められなかった理由のようですが、裁判官は日本の将来を担う若い人の意見こそ聞くべきだと思います。


以下にその高校生の意見陳述原稿を記述いたします。

今日、お時間なければ、明日でもあさってでもお読みいただきたいです。
(読み始めると、文章に力があってグイグイ読んでしまうことができます)

海月  海月  海月


【口頭弁論で伝えたかったこと】

帯広柏陽高校2年、新得町在住の戸刈春香です。

2011年3月の原発事故は私の人生を一気に曇らせました。福島原発の状況を報道するテレビを聞きながら、私は不安で喉がつまる思いがし、視界が灰色になっていくように感じました。あの時の報道でも既に日本国民に対する計画的なだましが始まっていたのだと思うと、なお、憤ろしい思いです。私はそれまで、日本がこんなに残酷な国だったとは知りませんでした。私は事故からの2年間、この時代に生まれたことを何度悔やんだかわかりません。

当時中学2年生だった私にとって、一番身近な危険は給食でした。家での食事は食材の産地を気にしているため安心できましたが、給食は栄養バランスのことしか考えておらず、放射性物質に汚染された産地の物でも容赦なくメニューにとり入れてきました。私は母のスーパーへの買物についていき、その時期に売られる野菜の産地を記憶しては給食できれいに取り除いて、食べても安全な産地の食材と思われるものだけを食べていました。

高校生になった私は、やっと給食という危険から逃れることができました。が、それと同時に近所に住む男の子は保育所に上がり、給食という危険と隣り合わせの12年をスタートしました。都道府県の位置関係がわからない小学校低学年までの子供たちは、危ない食材を回避しようにも私が中学生のときにとっていたような方法は使えません。親がいくら心配していても「今日の給食の大根と小松菜は食べちゃだめだよ」などと忠告しても、親が弁当を持たせない限り、幼い子供は自分一人では危険を回避できないのです。

この現状を放っておくわけにはいきません。成長期にある子供にとって、給食を食べる9年間、12年間はとても重要な時期です。

未だに原発を続けようとしているところを見ると、知らない、というか知ろうとしない、知りたくないんだと思いますが、もうすでに放射性物質による健康被害は出ているんです。後回しにしていられる問題ではありません。

みるみるうちに人口は減ります。子供はいなくなります。子供がいなくては未来はありません。
自分はもうすぐ死ぬからどうでもいいと思っているんですか。何も心配せず食べたいものを食べ、行きたいところへ行ける子供時代を送り、この先何が起こってもどうせ自分はもう居ないのだからどうでもいいと思っているのでしょう。たとえ汚染されたものを食べ発病しても寿命だと思って死んでいくのでしょう。

原発が吐き出した廃棄物プルトニウムの半減期は2万4千年ですが、やっと半分になるその時までにいい思いをする期間は何年あるんですか。一時だけ気分がよく、後に良いことは何一つ残らない、さらに一度始めたら止められない。原発は大麻と同じですね。目の前のことしか見えず負のサイクルにはまって抜け出せないなんて、日本の大人は本当に情けないです。

「核廃棄物はこれから長期間にわたり厳重に管理していく必要がある」とは言いますが、数千年前の文字すら解読できないのに、何万年も後の世代にまでどうやって伝えていくつもりですか。何万年後どころか、現代の子供たちにさえ、原発の問題点や放射性物質の恐ろしさを隠し、ろくに伝えていないですよね。

自分だけいい思いをして子供の未来を汚しても平気なんですか。罪悪感もないんですか。恥ずかしくないんですか。

「次のおもちゃを出すなら、出したおもちゃを片付けてからにしなさい」と幼い頃に言われた記憶はありませんか。現在、福島の原発事故でばらまいた放射性物質は出しっぱなしです。事故から2年、日本で最初の原発を動かし始めてから50年が経ちましたが、私たちは未だこれらを一粒残らずすべて片付ける術を知りません。後片付けが出来ない者に、原発を動かし続ける権利はありません。それとももしかして、北電はそんなすばらしい技術を持っているんですか?

7月17日の北海道新聞によれば、北電は冷却機能停止から19分後に炉心溶解が始まると予測しているそうですね。北電は冷却機能停止から19分間で何ができるんですか。福島原発事故ときはその19分間で何をしていたんでしょうか。

泊原発で事故が起きた時「想定外」という言葉を一度も使わない自信がありますか。「想定外」という言葉は禁句です。全ての場合を想定してください。福島の事故をみれば放射性物質が漏れることがるというのはれっきとした事実です。北電は、放射性物質が漏れた時、どう対処することで安全を確保するんですか。

泊原発で事故が起きれば、放射性物質は日本の頼もしい食料基地である北海道をあっという間に呑み込み、農業、漁業を永久にダメにします。北海道を死んだ土地にしてしまったら、私たちはどうやって生きていけば良いのでしょう。

「原発を止めたら経済がどうこう」などと言いますが、原発を止めるのと事故の後始末をするのとではどちらがより経済へのダメージが大きいんでしょうか。より失業者が多いんでしょうか。より心の傷が深いんでしょうか。

ドイツでは福島原発事故を機に原発推進派だったメルケル首相が脱原発を決定しました。それなのになぜ、日本にはそうする勇気がないんですか? これだけひどい事故を起こしておきながら、国民のほとんどはその被害の自覚さえありません。日本は命よりも経済を優先し、ぐずぐずと原発を動かし続ける、こんなにだらしない国だったのですか? さらに、大事故を起こした実績のある日本の原発を恥もなく輸出しようだなんてもってのほかです。一番大切なものを忘れて人間として正しい選択ができなくなっているんじゃないですか。無表情で必死に言い訳をして原発を動かし続けようとする精神が理解できません。

いい加減目を覚ましませんか。

これまで私たちを含め、全国のたくさんの人たちが原発の危険性を訴えてきていますから、様々な基本知識が自然と耳に入って来ているはずです。

今から原発反対へと意見を変えても何らきまりが悪いことはないではありませんか。

現時点で大人たちが残した原発は、私たち子供にとって大変な重荷です。それをさらに増やすつもりですか。自分の子供や孫の顔を思い浮かべてもう一度よく考えてください。私たち子供は大人に憤りを感じています。

私はたかが電気のために命を危険にさらし、涙を流すなんてまっぴらごめんです。そんなものに人生を左右されるのも、未来を縛られるのも許せません。

未来はあなたたちのものではありません。私たち子供のものです。

大人の一時的な都合で私たちの未来をこれ以上汚さないでください。
私たちの夢を奪わないでください。
北電は、今すぐ私の質問に答えてください。



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彼女の意見陳述を読んで、少しも心が動かされない人はいないことを願いますキラキラ星

少しでも感じることがあれば、子供たちの未来(すなわち日本の未来)のためにはどうすれば良いのか、考えてみてほしいと思います。


わたしはこれから、もう少し実際の活動に身を置いてゆきたいと思っています。

なので、ブログの更新はしばらく出来ないかと思います。

訪問してくださったみなさま、本当にありがとうございますha-to

このブログを通じて出会えたみなさま方が、健康で幸せでありますよう願っています虹

Merci pour tout アオキラきらきら

Au revoir !

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