最近よく聞く
こどもの脳の発達についての言葉
「敏感期」 「臨界期」
これはモンテッソーリ教育の中で使われる
言葉であることが多いのですが
脳の発達の重要な時期を表す言葉です
3歳、6歳、9歳は発達の節目となっています
言語に関して絞ってみます
よく、バイリンガルにしたい
と親御さんは考えますよね
特に海外で子育てをしていて
帰国子女(この言葉もなんとかならんか・・・)
の場合、特にその傾向が強いと感じます
こどもは憶えるのも早いですが
日本に戻ると、今度は忘れるのも早い
それは、脳が生きていくのに不要である
と認識するからだそうです
「バイリンガルの脳」を研究された
角田忠信・東京医科歯科大学名誉教授の
研究によると
「6~9歳までの言語環境」が重要だそうです
~日本で英語教育をやるとしたらやはり、9歳以後
日本語の型が決まって、日本語も基礎ができた
9歳くらいから始めるのが無理がない。
中途半端な「臨界期」の6~8歳の終わり、9歳まで
その間には言語環境を変えないほうがよい~
~私はこれまでの研究成果が示すように、少なくとも
9歳までは母国語を徹底的に深く教えることが
不可欠であると考えている。
日本語で正確な文章と作文が書け、十分な語彙力が
ついてから英語教育に入るべきであると思います。
もし小学校で始めるとしたら、10才以後からで
よいと考えます~
「話すための脳」は、6歳くらいに確立し、学校で
学習することによって、「読み書きをする脳」の
基礎が9歳頃に出来上がるようです。
「思考する脳」はさらにいろいろな学習によって
発達していきます。
教育関係者の間で、「9歳の壁」という言葉があります。
「抽象的な概念」を学ぶことにつまづき、学習に
ついていけない子どもたちが、「9歳の壁」に
突き当たるといわれています
(参照:Drミカのメモ帳)
そうなんです!
最近、「0歳からの英語教室」
というのを見て、前々から疑問に
思っていたので調べてみたら
やはり、こういうこと
だってね、ちょっと冷静に考えてみてください
日本語をまともに話せないうちに
英語を中途半端に入れたらどうなるか?
(もちろん、海外に住んでいるなら話は別ですよ
あくまで、日本で生まれ育てている場合です)
日本に住んでいる以上、日本語で
マトモにコミュニケーションができない
って、すごくすごく困りませんか?
これはドイツ語の例ですが
ドイツ語では「YES」のことを「JA」
といいますが
発音は ジャ ではなく ヤ
そう、これだけきくと
日本語の「や」→「嫌(いや)」にしか
聞こえません
特に子どもは発音が明瞭ではないし
「JA」とだけしか言いません
本人は肯定のつもりなのに
相手には否定にしか取ってもらえない
コミュニケーションだけでなく
日本で生きていく以上、やはりまず日本語が
きちんと話せて、読めて、書けないと勉強だって
国語だけでなくほかの全科目できなくなってしまいます
どうですか?
困りますよね
「でも、発音は小さいうちにやっておかないと
ネイティヴのような発音にはなれないって言うし
・・・」
これね、よく言われますよね
ここなんです!
「英語の前にリトミックを!」
のポイントは!
~つづく~