wacci「キラメキ」のこと。 | wacciオフィシャルブログ「wacciのブログ」Powered by Ameba

wacci「キラメキ」のこと。

既にお知らせ済みですが、改めて。

フジテレビの深夜アニメ放送枠“ノイタミナ”ほかで
10月9日から放送開始予定のテレビアニメ
「四月は君の嘘」のエンディングテーマを
僕らwacciが担当させて頂く事になりました。
http://www.kimiuso.jp


原作を知ってる人もたくさんいらっしゃると思います。
僕も読ませて頂いたんだけど、すごくすごくいい漫画で、
ストーリーの面白さはもちろんなんだけど、
僕が曲に対して持っていたい質感というか、空気みたいなものが
たくさん詰まった作品で。

アニメ作品に参加出来ることが本当に嬉しいです。


さて、今回エンディングテーマに起用して頂くことになった
僕らwacciの曲「キラメキ」。

実はこの曲は、
僕らがデビュー前に出したミニアルバム「泣き笑らいふ」に収録されている
「君のものだった」が原型となっています。

この曲を「四月は君の嘘」のイシグロキョウヘイ監督やスタッフの皆さまが気に入ってくださって、
今回、歌詞・タイトル・アレンジを変えて再レコーディングをして
新しく生まれ変わった曲が「キラメキ」です。


僕らの曲の中に優劣はないと思っていて、
リリースしたものから、まだリリースどころかライブでもやっていない曲まで
全て僕らにとっては大切な曲です。

デビュー前のミニアルバムの曲であってももちろんそれは変わらないわけで、
さらにリリースもしていて、ライブでも演奏している「君のものだった」は
僕らにとって、もしかしたら聞いて下さる皆さんにとっても、
大事な大事な一曲だと思っています。

なので、今回のお話を頂いた時は、嬉しいのと同時に、とまどいもありました。
もう僕らだけの曲ではないからこそ、簡単に決められる事ではありません。



でも、原作を読んだ後、
改めて「君のものだった」を聞いた時に、鳥肌がたつのを感じました。

この漫画が持っている世界観、物語のもつ空気
交わす言葉、描かれている景色に至るまで
自分で言うのも変な話だけど
こんなによく合う曲が他にあるのかと思うほど、ぴったりハマっていました。

もっといえば、この曲の主人公が
この作品の登場人物、有馬公正と宮園かをりとして再生されてしまうほど、
溶け込んでいたような気がしたんです。

さらにこれまで以上に
「君のものだった」が伝えたかった気持ちを届けることが出来るような
楽曲の余韻がありました。

この曲が「四月は君の嘘」の世界観と共にたくさんの人に届いていく事は、
きっと曲にとってこの上ない、一番いい形なんだと、心から思いました。



これまでの「君のものだった」の良さを損なわず、
よりリアルで鮮やかな景色を浮かべてもらえるように歌詞を変えました。

さらに漫画を通して、
大切な人との思い出がどれだけ輝いているかを感じることが出来たので、
タイトルを「キラメキ」にしました。

「リスタート」と同様、
まるで6人目のメンバーみたいに
一緒に同じ目線で頭突き合わせて考えてくれるikomanさんと
より伝わる形にアレンジしなおしました。


原作、アニメ作品、wacci、ikomanさん、制作スタッフ、
そして「君のものだった」を好きでいてくれたみんな
全ての力を借りて、集めて、一つにした、
今の僕らが自信を持って届けられる一曲に仕上がったのが
この「キラメキ」です。


先日先行上映会で一足先に「四月は君の嘘」の1話と2話を見てきました。

よこやんと二人で行ったんだけど、
恥ずかしいくらい感動してしまいました。

「キラメキ」はきっと
物語の受け皿として、また皆さんと一緒にアニメの余韻を楽しむ一人として
しっかりそこで音を鳴らしています。

さらに、僕が
原作を読んだ後、改めてこの曲を聞いて感じた気持ち、
きっと皆さんにもわかってもらえると思います。


本日、10月6日の
FMヨコハマ wacciの「ドア開いてます!」で
「キラメキ」初オンエアします。

全ての人の大切な思い出を
少しでも照らすことが出来ますように。
聞いてね。






はしぐち