高齢猫20歳。甲状腺の闘病記 錠剤がダメな場合 | YUKI LOG☆
高齢猫20歳。甲状腺数値が高いと診断され、ステロイド注射を打ってもらってから、食欲は出るようになったものの、自宅で1ヶ月錠剤を飲ませ様子見。錠剤は2日おきに飲ませるようにと指示されるも、口から飲ませるのに成功したのは2日ほどで、あとは錠剤の時間だとわかると察知し、押し入れに隠れる。



飲ませないとまた飲まず食わず、吐いて脱水症状になってしまい押し入れに隠れっきり。脱水症状になると腎臓にも負担がかかり、腎臓ご小さく弱くなっているこの子には
再び悪循環。

可愛そうだが押し入れからだし、2人がかりで錠剤を飲ませなければならない。
一人は前足背中をおさえ担当。私は頭を固定、口を開かせようとするが、全力で頭をふり、口を勢いよく素早くガブガブし錠剤を拒否。とても、You Tubeでみる、錠剤の飲ませ方に出てくる、病院の大人しい猫たちのようにはいかない、、


猫がストレスでますます衰弱する姿をみて家族はもうやめよう。と、一度で断念。重たい空気が流れる。また、飲まず食わずでどうにもならなくなるのか。。

本当に心苦しい。なんとかしてあげたいが、
甲状腺ケアは1,2週間で飽きてしまい一口も食べようとしない。

お薬が切れる前までは、勢いよく食べてくれるので大丈夫かと安心していると、急にまた飲まず食わずになる。 正確には2日目の夕方頃には食事量が徐々に減っていくのでその前にあげられるといいのだが、私が仕事から帰宅するまでに家族がご飯にお薬をまぜて食べさせるという方法がうまくできないのだ。よってこの子にうまくお薬を飲ませてあげられるのは私だけだが、うまく時間が合わない。

お薬を早くあげすぎても、高齢猫の内臓に負担がかかるからと家族の意見としては、きっちり、一日半後。


どんな方法で飲ませていたかと言うと、
甲状腺ケア(柔らかいのだが固められる程度の程よい固さがあるので)の中にお薬を包んで、ご飯とともにストレスなくお薬を飲んでもらう作戦。

だが、この方法も甲状腺ケアに飽きて一口も食べなくなってしまったコにはできない。

なにしろ、ステロイドの錠剤は小さいのだが、
かなり苦く泡を吹いてしまうほどらしいのだ。

そのまま飲ませるにしても、
くちの中に一度入れて吐いてしまった場合
や、水にふれて錠剤がとけてしまうと、もう、
酷いことになる。

私が一度やらかしてしまったため、
経験談を書いておく。

もう、嫌がっていても飲ませないといけない。
だが二人で飲ませようとすると、
お互いの緊張が伝わるし、
何しろ、家族がきちんとおさえてくれず
逆に難しくなる。

せっかくこの子が嫌な思いをするのなら
一度で正確に飲ませないと。

このままだと、また体重が2キロ切ってしまう
ので、飲ませるしかない。

震える手でこの子を毛布にくるみ、
体を足で固定、頭を固定、
口をあけ錠剤を飲ませることに
成功した。 だが、すぐ異変がおきた。

口を開きっぱなしになり、ハァハァと
いうように。。

怖かった。高齢猫に無理矢理なことをした
ものだから、もしかしたら、この子の
心臓に何か負担がかかったのかと思った。


だが、ハッと他の心当たりが頭をよぎった。
この子の口に入れる前に、
錠剤をいれたあとに、流し込む用の
シリンジと水を用意していたのだが、
その水に薬が少しふれてしまっていた
ことを思い出した。
そんなにすぐに錠剤が溶けることを
想像していなったが、泡をふくほど
という先生の言葉を思い出した。

やばい!!あの一瞬でも溶け出すんだ。
いそいで、シリンジの水で口の中の
苦味を流さないと。
まだ、口をあけている。
3度ほどシリンジの水を流すことを
繰り返すとおさまった。


さっき飲ませた薬も、白い液体と
ともに吐いてしまっていた。



ほんとに、こんなに苦しい思いを不注意で
させてしまい、この子のクチをあけた
苦しそうな顔をみて、もう、、、
錠剤を飲ませるのはやめよう。

こんなに毎回
一番安心できるはずの家で飼い主から、
ストレスをあたえるなんて、、
余計に衰弱させてしまっているのかも
しれない。。

病院へつれていこう。と、決めたが、
病院は長期休暇中で明後日にならないと
あかない。。


仕方がない。一度試していたことも
あり、シリンジであげることにした。
この場合はクマザサのときで慣れていたのか、
まったく吐きもせずだった。

シリンジではそのまま投薬するより効果が
薄く、ほんの少しだけ、食べれるようになる
水は飲めるようになる
といった感じだったので、錠剤そのままが
いい。病院の先生もいってるし、体重を増やさないと、という家族の意向からシリンジでの
方法はしていなかった。

けど、明後日まで持たせるには
今はこれしかない。

やり方は、
錠剤の入った半透明の袋。
その袋に薬を入れたまま、めん棒でグリグリと
錠剤を粉状にすり潰す。

シリンジに1メモリまで水を吸い、
その水を、その粉末状にした袋(袋上部はカット)の中に出し、

粉になった薬を
箸の先で丁寧にかき混ぜる。

粉が混ざりきり白濁する。

それを、またシリンジで吸い上げる。

これで、1cc分で少量になるので、
ワンプッシュずつあげる。

2回くらいであげ終わるはずなので、
この子への負担も少なくすむ。


次回はお薬以外でも薬膳食材で食事を
食べれるようになった、記事を
書こうかと思っています。