息と時が止まりました。
木目の絶妙な位置。
思わず触れたくなる肌。
ふっくらと柔らかなまるみ。
瞳
色
ライン
リアルな感じと抽象の合間に、荒い木肌が削り残され、そこを見て、木彫だったんだと、夢のような世界から目覚めさせられる。
生な感じ
透き通る感じ
本当の肉体のよう
見ててとろける
生前のビッキに憧れたとか。木彫のこと、教わったって。なんて素敵。生前のビッキ、会ってみたかった。
和人は大胆さではアイヌに(ビッキに)叶わない。繊細さに進んだそうな。
物語がひしめく会場はゆっくり感じて楽しむ時間がたっぷり必要。視覚から心の深いところまで。
知らずに閉館1時間前に訪れて、翌日再び行きました。
陳列とライティングが変わっていて、他の世界が広がっていました。
木彫 仁吉展
- ふたつでひとつのかたち-
「今回の個展は 2019年の新作を中心に 2013年からの作品も展示します。6年の作品の歩みも ご覧いただけると思います。」