何十年ぶりに浴衣を買いました。 

箪笥の肥やしになっているものより、最近のものはずっと薄手でカラフル。背当て布などもついておらず、もちろん仕立てはミシン。 
 
和装って憧れはすれど、お手入れや着付けのハードルが高くて、フリマなどで安価な小物を買ってみたまま時が過ぎ…。で時が止まっていましたが、職場の明るいお洒落女子達が浴衣を着よう!と盛り上がり、私もそのウキウキに乗って新しい浴衣を探しにお着物屋さんに出かけると、まぁ時代は随分変わっておりました。お値段も幅があり、お手頃で可愛いもの、簡便なもの、お手入れの楽なものが沢山!

   
 
おススメされた中で、自分では絶対に手に取らないであろうナンバーワンがコレでした。可愛らし過ぎて。
 
他の方の視点で良いものってどんな感じ?と好奇心で試着させて頂いたら、羽織るなり気持ちがふわ〜っと軽やかにあがったのでびっくり! 
 
 
 案外大丈夫。 
というより、素敵^_^! 

「あと10年したら、浴衣と同じ渋い辛子色の帯にすると渋くなりますよ♪」と教わり、ナルホドと開眼する思いでした。 
 
 

それに、和装歴の長い方が、本当に着たいなら教えてあげるよー♪ 楽しいじゃん(^^) と気軽にアドバイスしてくるのも心強い。
 

  
良い年齢になったし、和装も様になる体型になりましたし 笑。   
 
  
 
それに、身体や気の体についてのお稽古で、ヒモ1本ですっと変わる重心や身体の感じを味わうと、和装の要素に興味が湧きます。 叔母から頂いたお着物も、着られるなら着たい。 
 
 
 
 
偶然なラッキーが重なり、和装への目に見えない後押しが沢山舞い降りきたので、今夏から和装の機会を持つことにしました。 
 
 
もちろん、浴衣は若い頃に母から一人で着られるよう教わっているので基礎はすこしだけあります。高校時代に母からの半ば強制で浴衣も縫いましたし(言われた所を言われたように縫った事だけ記憶に残っています 笑)
 
 
とにかく、浴衣はチャチャっと着られるように練習!和装の先輩に綺麗に着るポイントも教わって、先週末は浴衣でお出かけ。 
 
浴衣のおかげで、スタッフさんとお喋りも。 
和装で出かけるとウケが良かったり、親切にされる頻度が高くなります w
 
 
 
練習!と何十年も袖を通していなかった浴衣にも袖を通しました。こういうのも良いものだなぁと良さを噛み締めました。 
 
帯は、浅草の小さなお店の店先にあったどれでも500円ワゴンで一目惚れしたものです。 でも、合わせ方が分からず、これも数年間買っただけで箪笥の肥やしでしたが、着物屋さんや和装の先輩に私の持っている浴衣ならどれでもいい!と太鼓判を押され張り切ってしめています (^^)滑りにくい生地は不慣れさんでも締めやすいので私でも難無く様になりました。  
 

着た後は、ハンガーに吊るして汗などを乾かし、二つ折りにして丸めておけば皺も随分伸びるんだそうです。(バスタオルハンガーが着物に丁度良いよ!と教わり早速購入。我が家に衣紋掛けも1本だけありました♪)
 
 
 
数年前に、手作り足袋講座を受けて作った足袋もやっと活躍しそうです❤️ 綿麻の表地と綿ガーゼの裏地。これは洗濯したまんま。柔らかい生地はシワシワになります。お出かけ前にアイロンかけますよ♪  柔らかい生地は疲れなくて好きです。自分サイズだし本当に楽。
 
  
 
 
実は今週、わりとちゃんとした席に出るので思い切って和装に踏み出すことにしました。今やもうスーツやワンピなど「ちゃんとした服」を持ってないので、服装どーしよー?!と考えあぐねていましたが、和装なら長く楽しめるし、憧れの和装生活を始められるし、着物だとちゃんとした感がグイッと出る!と決めました。
 
 
偶然出会ったこれ、サイズピッタリ。しかもスーツよりリーズナブルでした。 
 
 
ただ、かなり貫禄出るんです。 これを着ると。
髪も長いのでアップにしますし、本当にかなりの貫禄。 

「そこにお座りなさい」なんて呟いたら、言われた方はきっと板間に正座するんじゃないかしら笑 
 
 
和装の先輩が、数少ない私の持ち物でこーでしてくれた時に「キラキラのブローチを帯留めに使ってちょっと崩すといいわよ😃」と教えてくれたので、母のアクセサリーを引っ張りだしました。

私、緑や紫が好きなのですが、どうやら母譲りのようだと気がつきました。。 若い頃、ガラクタ市みたいーなんて思っていたブローチを改めて見たら思わぬ事に出くわしました。何故だかちょっと動揺。
 
  
 
 
和装の物は、お手入れや着付けにコツが要ります。ズボラで面倒くさがりの私には無理と思っていました。 なのに、和装へ、、自分にびっくりです。
 
  
夏物の次は、自宅でお洗濯できる綿の普段着お着物を見つけて、着慣れていきたいと思っています。考えてみれば、祖母達は普段着が着物でしたものね。洋装も和装もどちらも気負いなく着てました。気負わず着られるものを選べば良かったんですね。 
 
 
 

 
何事も時がくるのでしょうかねぇ。 
お太鼓までは、過去にも何度かプチレッスン受けているのですが、当時は身に付かず、続かず。
 
 
 
 
先日の友人による浴衣着付けレッスン?練習?らでは、繊維の方向や布の扱い、前でするのか、後ろでするのか、どちら向きでやるのかで随分変わる事に改めて目が行きました。友人が締めるとキュッと締まる。簡単に結わえているように見えるけれどキッチリ留まっている。

布さばき、裾さばき、足さばき。。。 
 
習うより慣れろで、体得していくものなのでしょう。肩ひじはれない和装の世界。こういうことが楽しみになっている! 
  
  
 
和装の諸先輩たち、よろしくお願いします。 
憧れてはいるけど、、な方は一緒にゆるゆる楽しみながら和装生活しましょ^_^