モア虹の橋へ・・・(;_;) | 保護犬のためのシェルター       NPO法人 わんずぺ~す (動物愛護団体)

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ブログ中、モアを安置した写真を載せています

 

 

先のブログでモアの復調をお伝えしたばかりですが・・・

本日、9月8日のお昼過ぎ、

モアは約17年2カ月の生涯を閉じました。

 

 

8月の中旬に復調し、

それからまずまずの体調をキープしていましたが、

9月4日あたりから少しずつ調子が悪くなっていました。

 

 

お腹が異常に膨らんでいて(腹水ではなく癌で)

ここ3~4日はお腹から異常な音がし続けて、

「消化=苦痛が生じる」状態でした。

食欲がなくなり、血便・下痢となり、

何度か通院して、血液検査をしたり、

薬を調整しながら対応していましたが、

一日中激しく痛がるようになりました。

 

痛みで泣き叫ぶので、できうる限りの

強力な痛み止めを駆使してきました。

昨日までは、薬を投与すれば2時間ほどは

鎮静がかかって眠ることができましたが・・・

それでも、寝ている間も

痛みでモアの脚が震えていましたえーん

 

 

鈴木は横に寝てつきっきりでしたが、

昨夜から今朝にかけて、モアの覚醒が早くなり、

起きている間は、あまりの痛さに七転八倒し、

薬がまったく効かないほど異常に苦しみだしたため、

スタッフが出勤した後すぐに、

動物病院へ急ぎました。

 

車で搬送中も、

痛みで泣き叫びながら

激しくもがき苦しんでいて、

病院まであと少しのところで

大きな悲鳴をあげて、

口と鼻から多量の泡を吹き、

病院に到着したときは意識混濁となっていました。

一目見た院長が「亡くなっている」と見間違うほど、

瀕死の状態でした。

 

モアが意識混濁の中、

モアの担当医だった院長先生と、

涙ながらに安楽死について検討しました。

 

わんずぺ~すでは、

(経験豊富な)担当獣医師に以下の状態かどうか、

必ず意見を求めるようにしています。

 

・あらゆる手を尽くしても回復が見込めないこと

 

・耐え難い激しい苦痛が続くことが避けられないこと

 

・痛み・苦しみの緩和をやり尽くしていること

 

・死期が間近に迫っていること

 (モアの場合は1~2日以内の可能性が高いとのこと)

 

院長 「自分は安楽死慎重派で、

当院での安楽死は年に1~2件あるかないかくらい。

あらゆる条件を全て満たしていなければ、

むしろ飼い主さんを止めるほうだが、

モアちゃんについては安楽死の適用範囲だと思います。

意識が戻れば、また辛い苦しみが続くでしょう。

このまま意識がないうちに処置することはできます。

何もせず、シェルターで看取ることもできます。

あとは鈴木さん次第です。」

 

 

安楽死については、8月にモアが危機的な状況になった際、

選択すべきか迷ったのですが、

その時点では、悩んでいる間に薬が奇跡的に効いて、

なんとかしばらくは持ち直しました。

 

しかし、今回は前回とは様相が異なり、

病状が悪化するばかりで薬が効かなくなり、

苦しみ方も尋常じゃない辛さを訴えていました。

意識が戻れば、

また地獄のような痛みと苦しみが待っている・・・

それを制御できない以上、

ケアしてきた人間が

最期にモアにしてあげられることは・・・。

 

愛情をもってモアをケアしてきた分、

お別れの決断はとても、とても辛く、悲しく

・・・苦しいものでした。

副理事やスタッフ全員の了解を得て、

意識が戻る前に・・・決断せねばなりませんでした。

 

 

モアはわんずぺ~すにとって

初めての安楽死ケースでした。

 

院長が処置するのを目にしながら、

モアの身体をさすり、声をかけ、泣きながら

最期に立ち会いました。

シェルターに戻った後も、

スタッフと一日中泣きながら仕事をしていました。

 

このブログも・・・涙でなかなか進みませんぐすん

 

 

2021年5月20日に保護してから、

2回の大きな手術に耐え、

大きな癌を抱えて、これまで本当によく頑張りました。

 

モア、お花をいっぱいもらって良かったね。

花瓶がパンパンだよ!

おやつもたくさんもらえて、嬉しいね。

 

 

一度復調したのはきっと、

食いしん坊だったから、

もうひと頑張りして、

美味しいものを味わっておきたかったのと、

お世話になった方々に元気な姿を見せて、

お礼を伝えたかったんだね。

 

そして、今日病院へ行ったタイミングも、

モアがきっとこれ以上辛いのは嫌だと、

鈴木に迷う余地なく決断させるためだったのだと

・・・思えてなりません(涙)。

 

 

安楽死については、それぞれにご意見があるかと思いますが、

動物福祉の観点からも、

わんずぺ~すは犬の保護団体として

選択肢の一つとしています。

とはいえ、終末期であっても安易には安楽死を選択しません。

 

わんずぺ~すの保護犬「わんずキッズ」は、

その名の通り、わんずぺ~すにとって「我が子」です。

できるだけ元気に長生きしてもらいたいという気持ちで、

スタッフは日々、愛情を込めてお世話しています。

ゆえに安楽死の決断は、相当悩み、苦しみます。

決して安易にできるものではありません。
 

 

【モアに関わってくださった全ての皆様へ】

共に闘病を支えてくださり、ありがとうございました。

 

モアは重い病を抱えながらも

1年以上を穏やかに暮らすことができました。

その間、できる限りの医療行為ができたこと、

お散歩を楽しめたこと、なでなでしてもらったこと、

美味しいものがたくさん食べられたことは、

ご支援くださった皆様のおかげです。

モアの医療に関わって下さった皆様へも、

深く御礼申し上げます。

 

9月10日(土)15時に、モアの火葬を行う予定です。

 

可愛くて面白くてタフだったモア婆へ・・・

心からの尊敬と愛情を込めて

「本当によく頑張ったね。ありがとう」

 

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