やほー!
岸川さんだ。
引き続き皆様 #toiきかざる 騒いでいただいて
ありがとうございます!!
9/6に発売したニューアルバム
「きかざる」
を岸川が勝手に解説します!!
さて、では早速解説しましょう!!
❶さいなら
トラックメーカー クロダセイイチのコラボ作品になります。
まずクロダ君の説明からすると、様々なアーティストにトラック提供や合作など行っていて、
自身が代表を務め音楽を広げるところも担ってる、
まあスーパーミュージシャンですね。
皆がびっくりしそうなところだとかなり打ち上がってるDAOKOとの共作などもしている強者なのです
(その辺は #toiきかざる を作った人達 で書きますね)
事の発端はクロダ君とムラコシの口約束で、
「なんか一緒にやろうよ」みたいな。
かれこれ2-3年前の約束が実行されたわけです。
ムラコシと岸川それぞれに、「人と作りたい曲」が
あって、この"さいなら"に関しては岸川が長年温めていて、でもイマイチ曲にまで落とし込めて無くて、
なにか違う要素がほしい、とか言ってたんで、
コラボの話が出た時すぐに提案しました。
最終的には「この曲」は「この人」ってムラコシが
ジャッジして、それぞれの曲をそれぞれ別に作り上げた感じ。
このさいならはクロダ✖️岸川 ですね。
岸川がピアノで歌、歌詞、ざっくりコードつけた原曲があって、
いざ作ろう!ってなった時も全然イメージ湧いてなかったんだけど、
クロダ君が「これはどんな気持ちでかいたの?」とか
「この歌詞はすごくわかる部分があってー」と潜在意識の中からイメージを引き出してくれて、そこに
音をつけてくれました。
前から言ってますが、私の愛犬が死ぬかも、、、
となって、私は何かの死から曲を作れる自信がなくて。
だから先に作ろう!と、作ったのが前作「ニホンバシ」収録の"遠吠え前"という曲でした。
で、いざ死んだ後になると、
また全然違う気持ちでいられて、すごく穏やかで。
これは歌詞にしたいなー、、、と昔の曲を引っ張って
きて歌詞をつけたのが、この"さいなら"です。
初めてのスタジオは忘れもしない去年の12/31ですね。
私の下手なピアノとすげー力ぬいて歌った歌と、
適当にキャッキャした声をクロダ君が録って、
それらが後日五線譜に乗ってきた時は感動しました。
綺麗になりすぎてしまい、もっと汚してくれ!
とか、急にやはりギターいれたくない?とか、
期間ギリギリまで付き合ってくれて、本当に愛のある
素晴らしい作品になりました。
歌い方のディレクション、ギターソロのディレクションもクロダ君なので、いつもと違うtoitoitoiが楽しめます。
そんなこんなで満場一致で一曲目になりました!
❷ 雲の食べ方
こちらも岸川曲ですね。
アルバムに必要な要素みたいのと、アルバムが出た後のライブについて風呂場で妄想しては1人ライブしてるんですが、笑
この曲の最終形態は私がダイブして寝たまま運ばれながら歌う、です。
♪小さな体は明日には ♪
あたりからですかね。うん。みんな宜しくしたい。
一部ではなくて皆が常に歌える曲を作りたいなあ、
と思っていて、まずファルセットを使わないサビを
作りました。
このサビは賛否両論で、凹凸が少ないとかキャッチーじゃないとか色々ありましたが、
最終的には私が最初に持っていったまま採用に
なりました。
TRFみたいにしたい!とずっと言ってて、
ダサダンスナンバー的な。
でもアイデアが全然浮かばず、スケジュールもはみ出し、でも、どうしてもアルバムに必要だから!
と言い張り、岸川が勝手にスケジュール作って無理やりとりました。
でもお陰で、"日常" "pffp"もとれたから許してほしいです。
結果TRFの絶妙なダサと悦の合間が引き出せず、
冒険記というか、少年青年が主役の音楽!
爽やかさ!
みたいな感覚的に音楽を喩える岸川のスタイルを
一番理解して形にしてくれると
思っているのがドラムの吉田で、彼の力なくして
完成はなかったと思う。
吉田の家でひたすら岡村靖幸の
"あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう"
をきいて、こんなかんじやろ?
て言われた時の、「こいつわかってる!!」感は
いまだに忘れられません。
最終的にムラコシがコードもかえて、
ラストのラストで涙出るくらい青空広がる景色に
なりました。
君こそがファイター。
仮歌詞をそのまま採用できるくらい少年してます。
みんなで歌おうね。
❸ ペネロポ
言わずもがな、みなさん大好きなペネロポ
すでに5バージョンくらいあるのに、また作ってしまいました。
入れるきっかけはバンドでのワンマンと、
ダンサーの池田遼(少年王者舘/おしゃれ紳士/ホナガヨウコ企画)ですね。
昔からある曲で、toitoitoi初期に
5分で作った曲がペネロポです。
ムラコシにこんな曲あるよー!ていわれて、
じゃあ適当に歌うよーなんて歌ったやつが
良くて、そのまま採用しました。
昔話だなあ。
歌詞は一度もつけようと思ったことありません。笑
昔はいまより岸川が歌詞不要派だったので、
音を聞いて沸き立つものを!岸川の声を最大限に楽器に!!
と思った時に本当に言葉が必要なくて、
そして今も変わらず必要ありません。
「きかざる」にはもともと入れない派だった岸川。
なぜ、また入れる必要があるのか?
求められていないのでは?
などムラコシと議論して、
ガーデンでのワンマンでであった素晴らしいメンバーや、新しいバンドアレンジを今こそ残すべきでは?
楽器でやろうよ、ペネロポ!
というムラコシの気持ちと、
いつかダンサー池田遼とMVをとるなら、
ペネロポを撮りたいと言っていた我々toitoitoiが、
このアルバムにペネロポをいれることにより、
MVを撮ることができる
と言われ、「あ、ほんとだ。じゃあ入れよう」
となりました。
結果としてアルバムに属する様々な部分で、
たくさんのアーティストと作り上げる形になった本アルバムですが、
多分制作期間中から、そんな気持ちがあったのだと思います。
みなさん、歌詞、覚えてね。笑
❹ OZ
読み方をoz(オズ)といいます。
オズの魔法使いからきています。
もともとシングルダウンロード配信をした「ぬめり」のB面として収録。
(アルバムとアレンジ違うからぜひシングルダウンロード版も聴いてね。)
はじめ、これもアルバムに入れるにあたり、
ムラコシと意見が分かれて
ムラコシ「ボーカルとギターだけでいいのでは?」
岸川「このシングルアレンジは残すべき!」
と真っ二つに、、、。
※ムラコシは同じアレンジで音楽を出すことは絶対にしたくないので、今までのアルバム、シングル同タイトル曲も実は全然違うから聴き比べてほしい。
で、今回もそんな話になり、
この自転車爽快ナンバーを殺さず、新しい色を出すには、、、と考えていた時に浮かんだのが、
キイチビール&ザ・ホーリーティッツ(HP見つからないから一番分かりやすいサイト貼った)
のボーカルのキイチ。
彼はふわふわ木の葉のように軽やかでかわいいですが、実は多彩かつ音楽技術高め男子なのでありまして、
思いついて即
「キイチくん、ウッドベース弾いてくれないか」
とお願いして、そして快諾、そして後日レコーディングをむかえ、半日でキイチパートはすべてとり終えるというスピード仕上げでした。
結果は大正解で、なんか自転車爽快ナンバーに、
海が足された感じ。
船に並走してるような、ジブリ感が出たと思います。
ラストサビ前の下ってくるキイチベースが
本当に素晴らしい。
歌はとにかく力をぬいて歌いました。
今ある世界の中で、踵をならして
「お家が一番、お家が一番」て毎日言えるように
守れるものは守っていきたいね、何度スタートしても。
という歌です。
❺ ブルーチリ
こちらはムラコシがベースを作り、
私がメロディをつけましたね。
最初はテイラースイフトみたいに耳に残るコーラスワークを散りばめたりして、
エンジニア藤木さんと岸川でキャッキャしてたんですよね。
サビも今と確か全然違くて。
ムラコシ何にも言わないし、しめしめとか思ってたんですが、
ある日
「俺はシンプルにしたい、メンバー4人いればできる音楽にしたい。」
とムラコシガ言い出して、例としてレッチリをあげてきて、
正直テイラースイフト気に入ってたんですが、
じゃあ勝負できるメロディにかえるわ、、、と
変えた今のメロディが美して、歌詞もすぐ決まっていきました。
歌詞は最後までムラコシNGだったんですが、
(別に書いて欲しいことがあったらしい)
私はこの歌詞が書けたこと、
すごく良かったと思います。
この曲は、なんていうか、皆の人生にある
無敵タイムというか
小学校とか大学生とかいつでもいいんだけど、
橋が転がっても超面白い時期を思って書きました。
私は変な奴がまわりに多くて、わりといまだに
無敵タイムなんですが、
漫画みたいな瞬間を、上手く言い表せられない
時に寄り添える曲だといいなと思います。
また明日残り5曲かきますね!!
toitoitoiニューアルバム
きかざる
発売中!!!
品番 TOTR-1701
発売元 “T”RUST OVER 30 recordings
販売元 PCI MUSIC
価格 2315円+税
発売元 “T”RUST OVER 30 recordings
販売元 PCI MUSIC
価格 2315円+税
・タワーレコード→ bit.ly/2usaFbv
・アマゾン→ amzn.to/2vJjalU
※特典は予約者のみとなり現在終了しております!!