はろーtoitoitoi岸川です。

昨日から急に始めた
ニューアルバム「きかざる」の
セルフライナーノーツ。

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本日は後半にかけての5曲を
勝手に解説していこうと思います!!




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❻ 失言小町

もちろん発言小町からきてるタイトルです。
知ってます?発言小町。
私とムラコシの大好物です。笑

世の中にはほんとによくわかんない思考回路の
人いるし、どうでもいいことに絡みとられて身動き取れないひとがいたりして、
うっわー、、、くだらなーい、、、
なんて、言ってる私もやっぱり自分至上主義なんじゃない?普通って誰からみて?

なんていうループからできた曲です。

曲もループしてますね。
順序で言えば曲が先にループしました。

知り合いの風俗嬢がなんかほんとうにメンヘラの
鏡みたいで最初はその子がテーマでしたが、
書いてるうちに「じゃあお前は?」て小言が右脳くらいから聞こえてきて歌詞のゴールを変えていったかんじ。

今日も今日とて何億もの特別たちが、誰かのいう普通の中で特別を演じきってほしいものです。

これはムラコシ曲
メロディもなんども変わり、その度構成もかわり、
パズルのようにドラム、ベース、ギターを切り貼りしている曲です。
ドラムのジョン中村(石井卓とジョン中村)と、ベースの須藤晃(no entry)のセンスと
アイデアの渦が垣間見れる大変楽しい曲ですね。

ベースの後半でてくるよくわかんねーフレーズ(褒めてる)とか、スタジオきて弾き始めた時、ほんとに
ワクワクしました。
これだから人とつくるのはやめられません。

というわけで、こちらは各プレイヤーが個別でいろいろしたのを、マスタームラコシが組み立てた基盤と、
ミックスをしてくれた清水さんの遊び心で
本当にボツになる寸前だったとは思えない仕上がりにありました。

❼日常

ライブではお馴染みの日常、アルバムバージョンですね。

もともと岸川が帰り道に鼻歌で作った曲で、
ムラコシにギターをつけてもらい完成しました。

東京に越してきて、夕方の夕食が香る街を
帰路を急いで歩いていて

ありふれた毎日

という言葉が浮かんで一気に歌詞とメロディを同時に書いた記憶があります。

この曲は、我武者羅應援團のドキュメンタリー映画
『 Yell 』 〜私が一番受けたいガムシャラな授業 特別編〜 にて挿入曲としてバンドアレンジで収録されております。

ライブではギター、ボーカルのみで繰り広げていて
最初はムラコシからは日常を「きかざる」にいれる事に賛同を得られずにいて、
藤木さんと岸川で超メロー案をムラコシにプレゼンして叶った形です。

プレゼンっていっても、
「あのさ、こういうのよくない?とりあえずギター弾いてみて、歌うから」
って感じでのプレゼンでした。笑

そこからムラコシからも意見をもらって、
ここでも岸川ごりおしスケジュール内(❷雲の食べ方時)に勝手に組み込み、
つーか、ほんとレコーディングの何日か前に
「採用しなくとも吉田にドラム叩いてほしい」と
ムラコシと吉田本人につたえ、レコーディング当日に録ってみた感じです。

結果として吉田のドラムが大変すばらしくて、
岸川の脳もフル回転し、またタイミングよくキイチとのレコーディングもかさなり(❹OZ時)
キイチにもウッドベースを突如お願いし、
またまたついでにムラコシと岸川も「せーの」で
とってみた、そんな曲です。

書いてて私がどんだけひどい奴か理解しました。
計画性大事、でも、これは最高の無計画でした。



❽ おくちプランター

こちらはSakiko Osawaとのコラボとなります。
実は今回のこの「きかざる」に関わったスタッフの中で、一番古い付き合いかもしれません。

toitoitoiの初めてのデモ、"内側のこと""外側のこと"の
レコーディングは彼女の仕事なんです。

また今作三曲目の"ペネロポ"という曲を初めて料理してみちゃったのも彼女。
かなりカッコイイremixなんで、ぜひ聴いてほしいです。

さて、この曲はムラコシがメロディまで作った完全ムラコシ作になります。
構成とか使い方もSakikoに一任して、
かなり原曲と異なる作品になりました。

8分という大作ですが、大盛り上がりを求めず
ドライブや休日とかにダラーっときいてほしいです。
ゆるく踊れる今迄のtoitoitoiにはまずない楽曲になりました。

口から生まれたような、なんていう比喩から
連想して歌詞をかいてみました。
お花咲かせましょう。

ナイスなタイトルになったと思います。

❾〈pffp〉

こちらは岸川と藤木さん合作のような作品。
❷雲の食べ方と並行して作っていて、
もともとアレンジのイメージもあったので、
藤木さんに1人オーケストラになってもらいました。

人と人はやはり違う生き物で、
「わかるだろう」と思ってもやっぱり伝わらないものなんですよね。

藤木さんに私が作りたい雰囲気を伝えるのに時間がかかりましたが、
ある日を境「そう!そうやって言ってくれたらすごくわかる!」と藤木さんにいわれて、
そこからメキメキとイメージに近づいたのを覚えています。

私にとっては少し成長できた曲でした。

音がどんどん足されてうるさくてうるさくて、
本当にきかなきゃならないことが聴こえないよ!!
なんていうのがテーマです。
最後の方、馬鹿みたいな音がたくさん入っています。

最終的には轟音担当ムラコシがギターを足していき
toitoitoiサウンドに仕上がった感じです。

ドラムは吉田雄介
ベースはあきらで、これは私がイメージがわりと
明確だったのでスムーズでした。

ただ、いざ必要な音を全部いれたら
なんだか逆にのぺーっとしてしまい、引き算もたくさんしているし、
ドラムなんかもってやらかしたい!とムラコシの
希望でツインドラムになっています。

ぴーえふえふぴーとそのまま読みます。

ピアノフォルテシモピアノ(弱くとても強く弱く)
という意味です。

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➓ 息子

名曲息子。
やっと今のクオリティのtoitoitoiで音源化できました。
私はこの曲が大好きです。

昔すぎて忘れたなー。
確かムラコシが基盤になるコードと構成をもってきて、私がメロディをつけました。

こんな美しいギターないな、と思ったものです。
初めて聴いた時。

このころ私の親友に子供がうまれて、
しょっちゅう生まれたばかりのその命に驚いていました。
いわゆる「この子が幸せならなんでもするな」って
気持ち。
本当にそう思える感情が世の中にあるんだ!って
思いました。
そこから生まれた歌詞になります。

歌詞はスラスラ書けたけど、
ムラコシのこのギターがあってこその歌詞だと思います。

ムラコシに歌詞を褒められたのは
この息子と、「ニホンバシ」収録の"雑踏"の2曲。
よかったら歌詞も読んでくださいね。

最初は今のメンバーでとれる最高の息子を!
という気持ちでしたが、
ライブと同じでいいの?と藤木さんからアイデアを
もらい、
ドラム高橋洋祐(ヨルニトケル/雑魚猫タワー)がライブとは全く違うドラムを
即興で叩き、そちらが採用されています。

ギターは佐藤信ニ
このギターを聞くだけでもアルバム買う価値ある!
くらい思いました。

後半にかけて本当に涙腺にくる美しい曲。
すべての娘、息子、子供達に贈るこの一曲。

原点です。


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というわけで、以上10曲でした!

音楽的な話は機会があれば是非ムラコシに
おねがいしてみましょう。

セルフライナーノーツみながら、また聴いてね。

ではアディオス!!


toitoitoiニューアルバム
「きかざる」

発売中!!!

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品番 TOTR-1701
発売元 “T”RUST OVER 30 recordings
販売元 PCI MUSIC
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