十年前の今頃
ボクは失望のど真ん中にいました。
リストラ、転職失敗を繰り返し
人間不信にもなり
抗うつ剤なども服用する中
恋も失い
さらにたった一人の家族、母親の闘病の末の死。
その死の約20日後にボクは肝臓、膵臓、胆嚢を傷めて入院。
10日絶食内4日は水分も許されず
テレビ好きなボクがテレビさえ見る気になれず
トイレ以外は絶対安静で動きも出来ず
薬が切れると劇痛が襲う中
見舞いも親友しか来てくれない中
親友が猫の世話もしてくれてなければ
ボクは生きてなかったかもしれない。
やっと
その友のお陰だろうテレビ見る気になれて見たのが「笑う犬」。
笑いが慰めになりました。
スペシャルで大竹しのぶさんがウッチャンの奥さん演じてました。
コントでも大竹しのぶは大竹しのぶでした。
CSでそのスペシャルがオンエアされたのを見てボクは号泣しました。
あの日々をボクは生きた。

手術前の説明を本人以外に聞いてもらう必要あると
母親の兄、つまり伯父に聞いてもらおうと連絡したのに
「もう親族じゃない、頼るな」と突き放されて
わけわからず
自分はホントにひとりだと感じたこと
手術の後
母親が死んだ集中治療室に入り
それが母親の四十九日で
もう一度母親に生んでもらったんだと感じたことなど
いっぱい思い出が蘇ってきての涙だった。
コントで号泣した話でした。