陰陽術を科学的に検証する学生(ガクセイではなくガクショウ)時代の安倍晴明
ファンタジー部分も残しつつ現代的解釈も加えたミステリー仕立ての平安絵巻
今年の大河『光る君へ』では中年の安倍晴明(セイメイではなくハルアキラ呼び)がヒール的な存在として登場し関白の願いのまま良からぬ事に術に使っているが、この晴明はぶっきらぼうながらも実直な若き呪術師
脚本監督の佐藤嗣麻子さんと原作者の夢枕獏さんとが打ち合わせ重ねての映画オリジナルストーリーなので滝田洋二郎監督野村萬斎さん主演の『陰陽師』2本の正統派前日譚として捉えていい作品

ダイナミックさは滝田洋二郎監督作品よりは劣るものの呪術の内訳などは分かりやすく描かれていて時間の長さは感じない

ただ前シリーズの中井貴一さん真田広之さんの悪役が強烈だったんでその辺りは物足りなさを感じたし、奈緒さん以外にもヒロインいたらなぁってトコロでありました(^_^;)。


後、メガネ芸人の男性ブランコ2人の名前がエンドロールにあったけど、ドコにいた?でありました(^_^;)!