お久しぶりです。幹事長の村長です

 大学の授業が毎日1限からあり、それに加えてさだ研の仕事やらなんやら...etcやっていたらブログの投稿がついつい後回しになってしまう今日この頃です

 

 ブログを定期的に投稿するためにはどうしたら良いか、そうだ!続きものを書いて定期的な投稿を義務付けてしまえばよいのではないかーー

ということで、「さだまさしアルバム評」と題しまして、「帰去来」から「恵百福」まで全41回、さだまさしのアルバムについていろいろ批評しようじゃないかという企画をしようと思います

 

…え?どうせ途中でやめるだろって?

 いやいや、1日一回やったら1ヶ月半、1週間に一回やっても10ヶ月…さださん曲作りすぎだろ。。。

 

ま、まあとりあえず「帰去来」みていきましょう!

 

帰去来

発売年:1976年11月(ソロになってから1枚目)

アルバムのタイトルは陶淵明の詩『帰去来の辞』から取っている。

収録曲:

1. 多情仏心

2. 線香花火

3. 異邦人

4. 冗句

5. 第三病棟

6. 夕凪

7. 童話作家

8. 転宅

9. 絵はがき坂

10. 指定券

11. 胡桃の日

12. 多情仏心


・全体としての感想

 さだまさしがソロになってから初めてのアルバムということもあり、全体的にまだグレープの雰囲気が残っている。特に、童話作家はグレープのラストコンサートのために作った曲でもある。

 ただ、絵はがき坂のようにグレープの曲調から逸脱しようとしている曲もある。まさにグレープからソロへと過渡期となるアルバムと言える。

 

・注目の曲

1&12 多情仏心

 現在ではアルバムと最初と最後を短めの同じ曲で締める手法はよく使われるようになったが、さだまさしが初めて使ったのはこの多情仏心である。

 

 実は、この曲には原曲があり、それはさだまさしがグレープ時代に小柳ルミ子に提供した「ほたる列車」という曲である。

 (ほたる列車) ♫少し疲れた私を乗せ、夜汽車が帰ります

の部分のテンポを遅くしてみると、

(多情仏心)♫誰が飛ばしたか竹とんぼ、横風に追われて

と同じメロディということがわかります。

 

2 線香花火

 さだまさしのソロデビュー曲

「線香花火」なのに11月に発売するところがさだまさし

 ♫ひとつ、ふたつみっつ

から始まって、最後に

 ♫火玉がポトリと落ちて ジュッ(10)

となって終わるところがさだまさしの文才というか遊び心が出ている。

 

9 絵はがき坂

 この曲のイントロを聞くと、さだまさしのセイヤングのおはがき大紹介のコーナーを懐かしく思う人も多いことでしょう。このイントロが流れる時間ぴったりに、さだまさしが前説を終わらせるのも、さだまさしのトークスキルの高さを物語っているという話がどこかであったはず。

 

 さだ研では夏合宿で長崎に行った時には、必ず絵はがき坂の舞台となっている活水地区を歩きます

 写真はオランダ坂です(オランダ坂は絵はがき坂ではないですが有名なので...)

 

絵はがき坂といえば宅間さんのマリンバの印象がとても強いですが、宅間さんが入るのはもう少し後のことです

 

10 指定券

「別れの陸海空」の"陸"にあたる。

ちなみに"空"の最終案内は風見鶏、"海"のフェリー埠頭は私花集に入ってます(この辺毎回調べないとわすれちゃうんですよね。。)

 イントロで、「16:30発さくら号、長崎・佐世保行き、間も無く発車します」というアナウンスが聞こえますが、このさくら号は30年後「とこしへ」で「さよならさくら」としてもう一度でてきます。

 

 

次回は、風見鶏について書きます!