こんにちは♪
今日は朝から夏日! まだ午前中だけど暑いですね~・・・
こう暑い日が続くと・・・数年毎にある持病が・・・出てくるんです。
ある「特定」の車が欲しくて乗りたくて・・・
それは・・・
「青い海、輝く太陽・・・ここはフロリダ半島最大の・・・」という日本版OPの語りで始まる米TVドラマ・・・
「MAIAMI VICE」
のパイロット版~シーズン3・1話まで使われた主人公であるマイアミ・デイド警察=特別風紀取締班所属ソニー・クロケットの愛車だった「デイトナ・スパイダー(レプリカ)」です。
(マイアミ・バイスの記事はこちら↓)
http://ameblo.jp/watatake4551/entry-11636872550.html
1984年の開始から既に31年が経つのにTV画面で初めて観たこの車両の事が頭から離れない人も少なくないはず。
既にご存知の通りこの「デイトナ」、本物の「365GTS/4」ではありません。
カルフォルニアに本拠があった「Mcburney Carclaft (http://en.wikipedia.org/wiki/McBurnie_Coachcraft )」が製作したレプリカがTV製作者の目にとまり劇中にて使われる事になりました。
撮影用に数台のタイプが製作されTVデビュー。
番組の大ヒットと共にMcburneyには大量のバックオーダーが入りそれと同じくしてカルフォルニアを中心にこの手の「レプリカ」を制作するメーカーが「雨後の筍」の如く乱立したそうです。
これを本家「フェラーリ」は黙っていませんでした。
制作側と2台の本物のフェラーリを提供する事で同意、それと同時にMcburneyはフェラーリ社に訴えられ敗訴という末路となりました。
番組で使っていた「デイトナ」はどうなった?って?
シーズン3の第一話、武器密輸の囮捜査中、スティンガーの的にされて爆破!されました。
これを観て一番、嬉しかったのはきっと「フェラーリ」社でしょう。
だって全米放送の人気ドラマに本物の「テスタロッサ」が毎回登場するんですから。
これほどのプロモーションはありませんよ。
乗るのはその時、人気絶頂だったドン・ジョンソンだし。
では本物の「365GTS/4」を見てみましょう。
総生産台数は約120台と言われてます。
これはデイトナ全体でも約1600台ですから7%しかなく超希少車という事になります。
ですが生産終了後にスパイダーへ換装された車両も多いとの事で実際数はわかりません。
ですが元数が1600台ですからね!希少車には変わりませんよ。
このデイトナ。
前期型はプレシクガラスの奥に固定式丸ライトを左右2個ずつ装備したタイプと米安全基準を満たすためリトラクタブル・ライトに変更された後期型とに分かれます。
写真で見る限り「GTS」は圧倒的に後期型が多いと思います。
多分、アメリカ輸出された1970年からニーズに合わせて制作された為じゃないかな。
私は前期型の方が好きですけどね。
次に今回の主役「デイトナ・スパイダー(レプリカ)」を。
ベースはコルベットC3型。
その骨格・エンジン・シャーシを用いFRPで作ったデイトナの外装を合わせ装着。
内装はメーター位置やゼブラ・シートなど本物に似せ制作。
本物のFウインカー、テール・レンズを装着より本物に近づけている。
その他、「ビタローニ」製のバック・ドアミラーや
「デイトン」社製のワイアー・ホイールも欠かせません。
●さて問題なのは劇中で使われたフロント・マスクです。
パイロット版(シーズン1制作前に反応を見る為に作られるテスト・放映版)からシーズン3までを見る限り3タイプが確認できます。
①黒いプラスティックで覆ったもの(特にシリーズ1序盤)
②ライトカバー無し、角目4灯(バイスといえばこれ!と思う人多い)
③ライトカバー有り(透明)で角目4灯(登場回数最多じゃないかな)
*私が知らないだけでリトラクタブル・ライトもあったかもしれませんね。
本家フェラーリを怒らせた程、丁寧に作られたMcburney社製「デイトナ・スパイダー」。
各雑誌では「本物を見なかったらわからない」等…とよく書かれています。
格好良いのは別としてどれだけリアルに作られているか外見のみ調べて見ることにしてみました。
*ここではフロント・スタイル以外を取り上げます。
まず・・・
●車高
写真を比べるにMcburneyの方が低重心である。
というかシャコタンに近いかな。
本物はどちらかといえば腰高。
●三角窓
本物には三角窓があるのですがMcburneyのほうはベースがコルベットである為、ありません。
●フェンダー
本物はナローな感じです。
Mcburneyの方は叩き出し風のフェンダーでマッシブ。
この感じはレース用のデイトナに似てる。
●エンジン・ミッション
最初から違うので比較だけ・・・。
本物・・・V型12気筒4390cc 、最高出力352馬力、5速ミッション装備で最高時速280km。
Mcburney・・・V型8気筒 5,000~7,400まで。 最高出力300馬力前後。 基本的にATミッション。
*Mcburney製のマフラーはアンサ製に似せて作られているみたい
●全体像
本物はベルリネッタ(GTB/4)をベースとしていて少し間延びした感じ。
レプリカは本物よりも車高が低めで叩き出しオーバーフェンダーとワイド・タイヤがツライチなのでとてもグラマー。
サイズ比較ができないのでこの事からするとレプリカの車幅は本物に比べ広い為、タイヤを収めるべく叩き出しフェンダーになったのかな???
それと気になるのがレプリカのフロント・ガラスの傾斜。
レプリカは車高が低いから余計にフロント・ガラスが立って見える。
これだけ違うと本物を横に置かなくっても違うってわかるね。
Mcburneyと本物を比べると「格好良い」「スタイリッシュ」という点だけはMcburneyの勝ち!
本物はエレガントでネオ・クラッシック。
流す車で飛ばす車じゃない。
しかもかなりの高額品!
こちらの予算は5,000万から数億円だよな、きっと。
となるとMcburney製の「デイトナ・スパイダー」を探して買えば?
ってなるけどもはや敗訴し作られてもいないので過去に製造・流通した車がすべて。
横浜のアビータさんで数台輸入しレストアして売ったみたい。
アメリカに渡り探し出してフル・レストアと新品エンジン、ブレーキその他換装して輸入になるけどこの場合・・・車本体は時価(オーナーと交渉って事)。
だから100万で買えるかもしれないし300万かもしれない・・・。
となると予算は500万から700万くらいなのか???
ちなみに私の希望は色は黒、ガラスカバー付きの丸型4灯式ヘッドライトで下写真の過去にアビータさんで販売された車両と同等が是非欲しい・・・。
(アビータさんで過去に販売されたMcburney製デイトナ・スパイダー!)
最後に代替え案。
現代フェラーリの中で私は「マラネロ」がデイトナの代わりに成りうるっていつも思ってるんですね!
だって「デイトナ」と同じくFRでロングノーズ、ショートデッキ。
そしてシートもゼブラ・シート選べたし何より「ネロ」(クロ)が似合う!
なので限定で出た550バルケッタに575マラネロのF1マティックを移植するか・・・
または575マラネロ・F1の屋根を切り取り550バルケッタのFガラス一式と幌一式を完全移植。。。
どう? 現代版「デイトナ・スパイダー」でしょ?
こちらの予算は・・・高くても改造込で3,000万くらいか?????
それまではミニカーで・・・・
あぁ・・・男のロマンはつきませんね!
その前にお金・・・・・
では♪