ウェルスダイナミクス眼鏡 -6ページ目

情熱

 

 

 

日本人が受け取る「情熱」のイメージは写真のようなものだと思います。

それは、正しい解釈です。

何故かというと、「情熱」という言葉の意味がそうだからです。

 

 

 

 

国語辞典を調べてみると

 

情熱

ある物事に向かって気持ちが燃え立つこと。また、その気持ち。熱情。

 

情熱的

[形動] 感情を激しく燃え上がらせるさま。

 

 

 

 

なのに、私が身を置くセミナー業界においては、異なる定義をしています。その意味は「大好きなこと」という意味。そして、それを定義し直すことなく、日本の人たちに向けて使用しています。

 

 

発端は、業界の発祥がアメリカであり、そこで話されている英語という言語において「パッション」という単語は「情熱」と訳されます。だからなんです。

 

 

異なる言語において、全く同じ意味を持つ「単語」はそんなにあるものではありません。「情熱」のケースもそう。「情熱」と「パッション」は、似て非なるもの。でも、「情熱」以外にパッションに相当する日本語はないので、こんなことになってしまいました。

 

 

自己啓発セミナーに参加すると、我々はよく「あなたの情熱は何ですか?」などと聞かれます。

 

正しく日本語を理解している人にとっては、変な質問です。上記辞典の定義を見ても、「情熱」は「気持」の一種であり、

 

 

「“何ですか?”と言われても・・・」ですよね?

 

 

だから、もしあなたがそんな質問を受けたら・・・

 

「あなたが大好きなことは何ですか?」

「お金をもらわなくてもやり続けるようなことって何ですか?」

「時間を忘れて夢中になってしまうことって何ですか?」

「ついやってしまっていることって何ですか?」

 

 

と、かってに翻訳して答えてあげてください。

 

 

 

どうぞ、よろしくお願いします!