切迫入院4日目ともなると


なんとなく生活も慣れてきて


夜も寝られるようになってきました。


(固いベッドで腰が激痛ですが…)



入院中って暇と思いきや


意外と1日はあっという間。



午前中は8時に朝食の後


・医師による検診(主にわたしの場合は子宮頸管の長さチェック)


・看護師による診察(体温、血圧、赤ちゃんの心拍、お腹の張りの計測)


などがあります。



そしてコインランドリーで洗濯などをしている間に昼になり昼食。


午後はほぼ、フリータイムなのでパソコン作業したりネットで調べ物したり。


そうこうしてるとすぐに夕方になって夫と息子が面会に。


18時に夕食が出るので個室で子どもと一緒に食べつつ


面会時間の20時まで滞在して帰宅。


そのあとはシャワーに入って21時消灯。


(実際は寝られないのでネットやSNSをして23時頃寝てます)


というスケジュールでした。



わたしは切迫流産の中でも


子宮頸管無力症といって


子宮の入り口と膣の間を支えている子宮頸管が


何の自覚症状も感染もないのに短くなってしまうという症状です。


子宮頸管は通常であれば3、4センチあるのが普通で


出産日が近づき子宮が大きくなるにつれて少しずつ縮まっていくものですが


急速に縮まると早産の危険があるということで


妊娠中期の妊婦健診では子宮頸管の長さをチェックしています。



一般的に2.5センチを下回ると入院と言われていますが


わたしは妊婦健診で2センチを切っていたので緊急入院になったのでした。


2センチ以下は、普通は34週くらいの人の長さです。


わたしはまだ21週。今出てきてしまったら生きられません。


放っておくと気づかないうちに破水したり


赤ちゃんが出てきてしまう可能性があるという


まるで子宮に時限爆弾抱えているような状態。



子宮頸管もお腹の張りなどで多少収縮するようで


前の日に3センチくらいまで伸びたように見えた子宮頸管は


4日目の検診ではまた2センチを切っていて(1.7センチくらい)


やはり油断できない状況だということを再確認。


(一度短くなった頚管が伸びることはないそう)



第一子を早産しているわけではないので


このまま安静にして様子を見るという選択肢もありますが


退院の目処も立たないし、安心して過ごすこともできないので


シロッカー術という、子宮頸管を紐で縛って支える手術を受けることにしました。



もちろん、手術が原因で破水や感染する恐れもゼロではないので


リスクを何度もお医者さんに聞いてみたり


ネットで論文調べたり、いろんな医者に聞いてみたり。


でも、出産に関することって倫理的な観点から科学的な検証が難しいらしくて


「成功率何%」みたいな確実なデータやエビデンスはほとんどないみたいですね。



結局のところ、悩んだり調べたりしたけど


「手術はうまく行くことの方が多い、まず心配ない」


「やった方がやらないよりは早産の予防になることが多い」


という医師の経験則的なところを当てにするしかありませんでした。



手術当日は麻酔を使うから絶飲食だし


二日間は点滴とカテーテルでベッドから動けなくなるようで


それなりに大変そうなので怖いですが


何よりお腹の赤ちゃんに何事もないことを祈ります。




この日は休日だったので


夫が息子を博物館に連れて行ってくれて


そのあとお見舞いに来てくれました。


本当は一緒に行きたかったけど、息子も楽しめたようで良かったです。


ワンオペ大変そうだけど、頑張ってくれていて本当に感謝です。



まさか翌日から息子に会えなくなるとは思いませんでしたが…。



続きます!