パートナーシップを科学する。
Life Design Laboの安東秀海です。
すでに告知させていただいたとおり、
4月22日に根本裕幸さんとコラボ講座を開催します。
タイトルは「男のホントのホンネ講座~自立系女子が恋愛と結婚で成功するために知っておきたいルール」>>講座の詳細はこちら⇒★
講座にさきがけ、 お申込の際にいただいた質問に、
お互いのブログで答えていこうじゃないか!
という根本サンの素敵な提案を受け、
ひとつのご質問にカウンセラー2人がお答えするというスタイルで恋愛・結婚についてお話をすることになりました。
初回となる今日は、こちらのご相談から。
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まさに私のための講座!と思い申込みさせていただきます。
いつも遠距離だったり、浮気されたり、忙しすぎる人だったり‥と結果的に障害のある人を好きになってしまいます。
今の彼も遠距離+多忙+友人多すぎのトリプルコンボです。
いい歳なので結婚したいのですが、2年は考えられないと言われてしまいました‥。
亭主関白な父、過干渉気味な母との関係性が根にあるのかもと思っています。
自立系女子と銘打っている講座ですが、どちらかというと依存的な立場になってしまうことが多いです。
こんな私に今からできることがあれば教えていただきたいです。
(Kさん)
(Kさん)
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彼氏に2年は結婚を考えられない、と言われた。。。結婚を望む女性にとっては、あまりに衝撃的な出来事です。
お先真っ暗。。。とまではいかなくても、
どんよりとした気分になるかもしれませんし、
「WHY!?」
と、心のなかで叫びたい気持ちにもなるでしょう。
何で私が選ぶ男はいつもこうなんだ!
と、
いっそのことこの関係を終わらせたほうがいい?
って深刻な気分にもなってしまうかもしれません。
でも、
ここで関係を終わらせるのはなんとももったいない。
とはいえ、
相手の希望を優先して、
2年を待って過ごすのはもっともったいない。
年頃の彼女を平気で2年も待たせようっていう、その神経にイラっとしつつも、ちょっとここは客観的に彼の考えを探ってみましょう。
どうしてこの男は、いますぐ結婚を考えられないのでしょう?
一般論として、 男性は「結婚する」ということに大きな責任を感じる傾向にあります。
家族を養うだけの充分な収入がなければ
というのはもちろん、
優しく寛大な夫にならなければならない、とか
威厳のある父親にならなければならない、 とか。
あるいは姑や姑、
彼女の親族とも仲良く お付き合いしなければならない。
と、色々なしがらみから重圧を感じてしまう。
新婚生活やマイホーム、「理想の結婚」や「理想の夫婦」のイメージそのものがプレッシャーになることだってあります。
「結婚を避ける男性」というと「もっと遊びたいんでしょ」とか「一人に決められないだけじゃない?」と女性の皆さんは思うかもしれませんが、実のところそれほどアクティブな理由があるわけでもなく、背景には思ったよりも切実な想いが隠れているのではないでしょうか。
今はまだ、結婚を考えられない。
という男性は、
決してあなたと一緒にいたくないのではなく、「結婚」にまつわる人間関係や責任から、まだ今は距離を置いておきたいだけなのかもしれません。
なんだよそれ。
そんなの結局、根性がないだけじゃないか。
結婚に踏み切れない彼の考えを理解してみようとしたら、
余計に腹が立ってきたわ。
親や親族との関係に責任を感じる前に、
責任を持つべき相手は私だろ。
そんな声が聞こえてきそうですが、
そうなんです、
結婚に踏み切らない男性にとって「結婚」は、愛情の問題というよりむしろ責任にまつわる問題の場合がほとんどなのです。
いっぽう、
女性にとって結婚というのは、やはり愛情をテーマにしたものでしょう。
もちろん、女性が結婚に責任を感じていないというのではなく、 責任なんて大前提のうえでの恋愛でありパートナーシップですからね。
愛があるなら責任を持って当たり前、
責任を持てないのは愛が足りないのだ。
というのが女性の見方ではないでしょうか?
結婚を責任、と考える男性。
愛をテーマに結婚を考える女性。
この捉え方の違いが、ときに障害となって、
多くのカップルを時に重大な危機に追い込むのかもしれません。
では、
彼氏から、今は結婚を考えられない。
と言われた私はどうすればいいのでしょう?
こんな時にはまず、
結婚の先にある、ふたりの関係性に意識を向けてみましょう。
彼とふたり、
どんな夫婦になって、
どんな家庭を築き、
どんな家族になりたいですか?
私たちは、未来を思い描く時、 知らず識らずのままに、自分が経験してきた事象や関係性を映しだしています。
結婚や夫婦関係を想うとき、多くの場合私たちは、自分自身の両親、夫婦としての父親と母親の関係性を前提に考えるものです。
そして、
そうやって夫婦を考えたときには、私たちの視点は自ずと子どもの目線になってしまいやすいものです。
子ども時代、もっと両親に甘えたかった、という想いを抱えていたなら、夫になる相手にも父親のように「甘えられること」を求めやすくなるし、多くの場合私たちは両親のようにパートナーのように愛されることを期待します。
結婚は重い、と感じる男性陣は、
結婚したら、父親のように女性を愛さなければならないと考えているのかもしれず、彼の前でなぜか依存的になってしまう、 というときには、子どものように、自分には選択権がない、と感じているのかもしれません。
でも、結婚というのはもちろん、
相手の母親や父親になることでも、
相手を自分の父親や母親にすることでもありません。
どんな夫婦になりたいか?
どんな家族をつくりたいか?
彼の中にある、結婚や夫婦というイメージに隠れた
ネガティブな捉え方を書き換えて、新しい関係性をつくるために、
あなたと彼、ふたりだけの超具体的なプランを立てて、
彼にプレゼンテーションできるように準備をしましょう。
ポイントは、
あなたの希望と、彼の望むものとを、 バランスよくミックスすること。
どちらかいっぽうに偏りすぎるのではなく、
半々か、ちょびっとあなたの方を多めにするくらいがちょうどいい。
結婚を考えられないのなら、
考えさせてやろうじゃないか!
そんな気持ちで、向き合ってみます。
もちろん、
あなたが幸せであることが大切ですから、
楽しむことを前提にね。
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ひとつのご相談に二人で答えるこちらの企画。
根本裕幸さんの記事はこちら
「障害のある人をを好きになってしまいます。私にできることはなんでしょう?」