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QUEEN考察

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イギリスの女王、エリザベス二世 Elizabeth Alexandra Mary of Windsor (エリザベス・アレクサンドラ・メアリー・オブ・ウィンザー)が2022年9月8日に亡くなった。

前日に体調を崩されてウィンザー城で静養されていると報道されたばかりだったので、死去のニュースにはかなり驚いた。

本記事、Queenとエリザベス二世との直接の繋がりといったものは存在しない。

王室とQueenとの関連といえば、以前書いたフレディ・マーキュリーとダイアナ元妃との危険な夜遊びくらいのものだ。

しかしあえてこの記事を書くのは、私自身の感情の揺さぶりに過ぎない。




80年代。
私はイギリス・レスターシャー (Leicestershire)に半年ほど滞在した事がある。

首都ロンドンから車で2時間ほど離れた所なのだが、休みの空いた時間によくロンドンを訪れたものだ。

ロンドンの観光といえば、ビッグ・ベンやタワーブリッジ、バッキンガム宮殿に大英博物館。
もれなく回ったものだが、バッキンガム宮殿を訪れた際、ちょっとしたイベントがあって、女王陛下を拝見した事がある。

握手を求められ、一言二言だが会話も交わした。

品位や風格。
チャーミングな性格が伺えるような人物だった。

笑顔がどことなく私の祖母を思わせるような穏やかさを感じた事をずっと記憶している。





報道される乗馬や競馬に興じる激しさは、私の祖母にはなかったものだが、人と接する時に見せる穏やかな笑顔は祖母を思い出させるものだった。




あれから30余年。
報道でお見かけする度に元気な笑顔を見て、安らぎを得ていたものだ。

そういえばつい最近、バッキンガム宮殿で、エリザベス女王の在位70周年を記念したプラチナ・ジュビリーを祝う祝賀コンサートが行われた。
残念ながらこの日はエリザベス女王は公共の席には欠席だったのだが、なんと英国のアイドル、パディントンとの共演動画がBBCでオンエアされた。




2022年6月の事だから、僅か3ヶ月前の事だ。
女王陛下は血色も良く、いつもと変わらぬ笑顔に見える。

熊のパディントンに合わせてバックからサンドイッチを取り出す悪戯っぽい笑顔は本当にたまらない。

イギリスの王制に関しては昨今、賛否両論だが、これまで問題なくやってこれたのは、エリザベス二世、彼女が女王だったからだ。

全ての国民に愛され、敬われ、親族が問題を起こしたとしても、女王陛下の笑顔の元にかき消されて来た。

それほど偉大なイギリスの母だったのだ。

これから歩むイギリス王室の未来に憂いを感じざるを得ないが・・・

女王陛下。
在位70年と7ヶ月。
本当にお疲れさまでした。

どうか安らかにお眠り下さい。
素晴らしい人生を見せていただき、ありがとうございました。

感謝に絶えません。