Promise :環34才、遼27才
<遼サイド>
「でも?何か他にも理由があった?」
「うん。」
「母さんや父さんと同じくらい葵にとって大切な人が、こっちにいたんだろ?」
「え?」
葵が驚いて、僕をみた。
「知ってたの?」
「ああ、母さんからね。でもほんの少しだけ。名前さえも聞いてないけどね。葵に好きな人がいるって、それも関西じゃなくて、こっちに住んでるようだって。」
「そう・・・。でも、もう名前もおしえる必要無くなっちゃった。」
「それが涙の原因?」
「・・・の一つ。もうだいぶ前の事だから。やっぱり、お兄ちゃんがいなくなるのが・・・辛いの。」
「ねえ、話してよ、葵。その人と何があったかをさ。母さんもそれが薬だって言ってただろ。」
「たいしたことじゃないと思うの・・・世間一般に言えば。たぶん。」
「なんだよ、その言い方?」
「他の・・・」
「ん?」
「他の女性と結婚したの・・・ただ、それだけ。」
「それ・・・どういうこと?」
そんなことは、母さんから聞いていない。
「葵はその人が好きで、とても幸せそう。関西でなく、こちらに戻ろうと思ったのもそれが理由かもしれないわ。」母さんからは、そうきいていた。
とても幸せそうだと・・・・。
葵に何があった?葵がつらい思いをしているなんて、僕は全く知らなかった。
気付いてやることも出来なかった。僕は、何をやってたんだ。
<つぶやき>
パソコンかわったら、あげ方もかわりますね。
フォントとか、字の大きさとかこれでいいのかな?
ふ・・・不安ww