アメリカ軍が、試験的に使用しているXM25CDTEについてです。

XM25は、従来の40mmてき弾発射機に替わる25mmてき弾発射機です。
CDTEは、Counter Defilade Target Engagementの略で、アメリカからの情報だと、この後にSystemuが付いてました。直訳すると、“遮蔽標的対処交戦システム”となります。
なんと、レーザーレンジファインダー(レーザー測距装置)と自動起爆設定機能がついていて、敵が隠れている遮蔽物に照準を合わせると、自動的にてき弾に炸裂データが設定され、遮蔽物の僅か後方で空中炸裂する、というシステムです。

現在、アフガニスタンで試験使用されていて、その結果は上場!!早くも現地から改良型の要望が来ているそうです。
てき弾の空中爆発の威力は絶大だそうです。
爆発は、簡単に言うと球状に威力が広がります。でも、地面などの障害物があれば、威力はその反対側に広がります。伏せると爆破威力が伝わりにくくなるそうです。
ところが、空中で破裂したら伏せても破片が降り注ぐわけです。
XM25本体は、HK(Heckler&Koch/ヘッケラー&コッホ)社、とAlliant Techsystems(ATK)社が設計、製造しています。また火器管制装置、、、と言った方がよい照準、起爆設定装置は、L-3 IOS Brashear社が担当しました。
H&Kは、拳銃、小銃等の小火器メーカー。Alliant Techsystemsは、ロケットとか砲弾とか弾薬とか作ってるとんでもない大きなメーカー。L-3は軍用電子装備、暗視装置等を作っている、これも、とんでもない大きなメーカーです。

スペックは、英語版Wiki情報ですが、、、、以下の通り。
☆重 量:14.0 lb(約6.35kg)-装弾無し状態
☆全 長:29.0インチ(約737mm)
☆装 弾:25mm×40弾
☆初 速:690フィート/秒(約210m/s)
☆有効射程:550ヤード(約500 m)-ポイント標的
765ヤード(約700 m)-エリア標的
☆最大射程:1,100ヤード(約1,000 m)
現在、XM25を軽量化、改良して、XM25Sとして調達される可能性があるそうです。
日本人には大きすぎですな。
豊和工業さん、ダイキン工業さん、三菱電機さんで、是非、Jバージョンを!!
予算取る理屈がないですねえ。。。。(>_<)
映像です!!
説明と最後に着弾シーン