第42会竹の子会展(9/17〜9/19)がきのう、無事終わりました。


2日目は体調を崩して休みまして、3日目に出てご来場者リストの中に知り合いの方のお名前を見つけ、来てくれて嬉しく、お会いしたかったなと思いました。


体調はいろんな方に気遣っていただきましたが、いまのところまずまずです。


今年は会員4人でひとり6点出したのですが、8月に急逝なさった方について作品アルバムと好きだった竜胆の花籠でつくった追悼コーナーがありました。


長年竹の子会で活動し、外部の勉強会にも出てその熱心さと知識の豊かさを知られていた方でした。私はたった7年のお付き合いでしたが、いくつになられても瑞々しい感性で写真を撮られる方で、そのお人柄にも憧れていました。





作品についていただいた言葉はどれもありがたいものです。


今回は特に「石井邸にて」に言葉を寄せていただきました。





石井邸をご存知の方には、ここはどこ?と聞かれることが多く、

旧県令石井邸の正面のドアの左隣ですよ、薔薇の茂みの反対側、とお伝えすると不思議そうでした。たしかに全然雰囲気が違いますよね。

ここはパッと見て、ああいいなと思って撮ったのですが、そして自分でも気に入っていたのですが、例会でもかつてないほど「いい」と言われ、

写真選定でもすぐに候補に取られ、自分では気づいていないいいところがいっぱいあるようだな!とうすうす思っていました。

いただいたコメントの数々は書ききれませんが、すごく自信がつきました。また1つの作品を好きだなあと思う中に様々な視点があることも知りました。



唯一の県外ロケ写真、デカ盛りで有名な「そば処 若松屋」さんに伺った折に撮らせてもらいました。


私は人物写真を撮りたい方なのですが、声かけが上手くなくて、ご主人の表情が固くなったかなあと思っていましたが、


真剣な表情でいい写真、とお客様におっしゃっていただき、ああ、若松屋さんの真面目な気持ちが出た写真になっていたんだなとホッとしました。


「虹を喰う」はマクロレンズで四苦八苦して蟻を捕まえては西瓜に放ち、思うようには止まってくれず、

見た目はシンプルでスッキリした作品ですが、泥臭い現場なのでした。

タイトルを考えてくれたのは写真選定もお願いしているホワイト写真館さんなのですが、ほんとうにいいタイトルで、またプリントがよかった。

画像は私が撮ってトリミングしたものですが、最終的なプリントで作品になるんだなあといつも感じます。

蟻の触覚が虹色の光芒を帯びているのはプリントのおかげです。

この作品にも注目をいただき、嬉しかったです。

ひとりでいたら、コンパクトカメラは持っていてもブログやSNSに上げるくらいで、写真をプリントするところまでは行かなかったと思いますし、

日常のスナップ写真と作品になる写真の違いもわからなかった。

昔はグループ活動が苦手だった私ですが、会として活動することで写真やカメラの知識だけではなく、多くのものを自然に受けてきているなあと思います。