インドのこと。 | ステップファミリー×組織開発

ステップファミリー×組織開発

どん底だったシングルマザーの時代から幸せなステップファミリーを築いた軌跡。現在はパーソナルのコーチング(1on1)と組織開発や関係性のシステムコーチとして、あらゆる組織や家族・カップルの応援をしています。

こんにちは。Work & Life Coaching★SHIHOです。

ふと、インドのことを書きたくなりました。私にとってインドは特別な国。
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今から16-17年前に
父が単身赴任をしていた国。
家族で何度も訪れた
価値観や当たり前を揺さぶられた
大きな混沌の国。


☆家族の絆を取り戻させてくれた国
☆枠を外す冒険心
☆あり得ないがあり得る世界へ
☆当たり前が当たり前じゃない現実


そんな旅好きに火がついた
きっかけの国かもしれない。


私が高校の時、父が単身赴任でインドに行くことに。中高一貫高に入学した弟や私が憧れの高校に奇跡的に入学できた最中の出来事で、家族みんなでインドに行く選択肢はなかったようで、父のみ赴任。

今までは、海外といえばアメリカ・カナダそういう所にしか行ったことがなくて、インドと聞いてもイメージがつかなかった。


行く前の情報といえば、
・エアインディアはボロいらしい
・本当にカレーばっかりらしい
・全体的にクサイらしい
(^^;;マジか。

でもせっかくだから行ってみたい!
好奇心からそう思っていて。


ヒンドゥー教とイスラム教徒の多い国なので、豚肉は食べない。牛が神聖なので、牛肉も食べない。父の家には大きな大きな冷凍庫が3つくらいあって、日本から生物の魚や豚肉、牛肉を冷凍して半年分くらいの食料を飛行機で一緒に持っていく。船便は時間がかかるし、腐っちゃうし、正確に届かないため、人が飛行機で運ぶのが一番正確に早く運べるとのことで。1人20Kgまで荷物をつめたので、母と私と弟の×3の60Kg分。毎回、母と弟と私でインドに行く時は、夜逃げする家族みたいにダンボールを抱えてインドに行くのが通常(笑)


母はメイドさんに、ぞうきんとおしぼりの違いから、味噌汁の出汁の取り方まで教えていた(笑)


そう、母は30年以上前、同じく父の仕事でトリニダード・トバゴ共和国というカリブ海の島に住んでいて、(私は当時1-2歳)初めての子育てなのに、いきなり地球の反対側にいって3人で生活していたという逞しい事実があり、生命力があるw市場で生きている鶏を選んで、目の前で屠殺してもらい、暖かいまま買ってくるような生活。逞しさ半端ないw



小さな頃は物心もついていなかったけれど、思春期の私にはインドという国は、色々ショックも大きくて。


・都心の真ん中でも、道端で家族が住んでいること
・四肢を切断された顔と胴体だけの人が台に乗せられて、その姿を見せるように物乞いをしてくる人たちが、それで生計を立てていること
・とにかく道に溢れている人は男性ばかりで、何にも仕事しないでぼーっとしている人がうじゃうじゃいること、そしてみんなメッチャジロジロ遠慮なく見る
・シャワーでお湯がでるのは数秒だけということ
・メイドさんは結婚詐欺に合って、子供とも家族とも一緒に暮らせない境遇ということ
・バスや電車は飛び乗ったり、飛び降りる前提でドアがついていないこと
・信号や交通ルールはあってないようなもの
・辛すぎる味
・男尊女卑文化
・階級制度


そんな私の当たり前をことごとく崩してくれる現実を受け止められなくて、「もうパパのとこには行かない」と一度は割と普通に思った。


でも、高校の同級生で私の憧れるダンスの得意なエキゾチックで個性的なファッションを好む都会的な女子友達が、私のインド話に興味を持ってくれて、ある時、うちの家族と一緒にインドに行くことになった。


彼女の目を通して見てみると、
インドという国はカオスの中にも
色鮮やかなサリーやパンジャビの種類、
アクセサリーの豊富さ。
絨毯や布、刺繍へのこだわり。
人間の可能性。
決して綺麗には保存されていないけれど、人間の本質をつくような遺跡や仏像。
ガネーシャなど様々な神話。
映画や音楽を愛する国民性。
アーユルヴェーダなど身体との対話。

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面白いと感じるものがたくさんあった。

だんだんと、視点の転換ができた私は、
その違いが面白くなった★

もちろん更にディープな人権や女性に対する光と闇など、日本に住む私には想像も絶する現実もあるらしいけれど、私に見えている世界はまだまだ一部ということも事実だけれども。


"価値観の揺さぶりを楽しめる"
ということが分かったから、
翌年から私はバックパッカーになり、海外でサマージョブをするなんて勇気が湧いたんだと思う。


そうか、自分に当てはめようとするから苦しい訳で、当てはめずに面白がるんだ!
経験は買ってでもしよう。
19歳の時に、そう思ったんだった。


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