とある経営者の心の蓋 | ステップファミリー×組織開発

ステップファミリー×組織開発

どん底だったシングルマザーの時代から幸せなステップファミリーを築いた軌跡。現在はパーソナルのコーチング(1on1)と組織開発や関係性のシステムコーチとして、あらゆる組織や家族・カップルの応援をしています。

こんにちは。

Co-leadersのSHIHOです。

 


最近は経営者のコーチングをさせて頂くことが多いです。

経営者といっても、人なので

もちろん仕事上の事業戦略や拡大方針の話をすることもありますが

基本的には全く同じく「人」としてコーチングをします。

もちろん扱うことは、「人生そのもの」

 


 

なので、どのように独立して事業を運営してきたか、どのように売上を伸ばして株式会社化したか、という話以上にどんな風に生い立ち、どんな時に涙したのかそんなことも聴いていきます。

 

 

 

ある経営者が、くーーっという(><)顔と、

言葉にならない間とともに

目をつぶり目頭の涙をふきました。

 

 

 

「これ、きますね、結構、、、」

と言いながら。

きっと、30年40年味わうことのなかった感情を感じていたんだと思います。

「どこまでさらけ出せるか、、」と体験セッションの時におっしゃってたことを自ら振り返り、

ビジネス上での事業推進のためのコーチングのつもりだったが、まさか、、。と。


 

 

それが、美しかった。

「あるものをあるとする」「ないものにしない」

たったそれだけで、人の感情は昇華するのかもしれない。

 



過去の事柄と、今ある価値観が交差する。





「自己一致」ということば。




自分があの時、本当に言いたかった言葉は何か。

本心に従って、表現できているんだろうか。

強気やかっこつけて、本当の気持ちを表現してきた時間は、この人生にどれほどあっただろうか。


 

自分の「今」に繋がる訓練を

経営者だって誰だってする。



 

誰も教えてくれなかったことだけど

悔やまれない人生を送るために、

「役職」や「実績」という頼りがいのある事実に頼らないで

ただ「自分である」ということを見つめる時間。

 

 

そんな激情の人生を送ってきた尊さと

耐性の強さと強い願いと共に、

私はどれだけの事実とも共にいる覚悟をもって

そこに立つ。