実は研修はしない、、、組織の対話の場で。 | ステップファミリー×組織開発

ステップファミリー×組織開発

どん底だったシングルマザーの時代から幸せなステップファミリーを築いた軌跡。現在はパーソナルのコーチング(1on1)と組織開発や関係性のシステムコーチとして、あらゆる組織や家族・カップルの応援をしています。

こんにちは。
Co-leadersのSHIHOです。


組織に対するお仕事、
個人に対するお仕事、
両方やるけど、
私実は研修講師ではありません。

教えることはしないんです。
(あ、唯一、CRRジャパンではプロのシステムコーチを養成するために教えたりは少しするか、、でも基本的には気づくサポートくらい)


教えるという事をしない場なんだけど、
本音の対話ができる場の醸成をして
丁寧に紡いだら
見たこともないような景色に辿り着いたんです。
素晴らしい時間を過ごさせて貰いました。


先方から、
“投資対効果を大幅に上回る成果”
と声を頂きました。
ありがとうございます。



先日1泊2日で
我らPlan.Cの仲間と
とある京都の大手メーカーグループ企業に
入らせて頂きました。


8月のある日、
“次世代リーダーのリーダーシップを育成する研修をしてもらいたい”というオーダーを頂きました。


9月に先方に挨拶に行きました。
11月にやりたいと、
私たちのやり方はパッケージ化した研修は
売らないんですね。

だから、対象社員からヒアリングを
させてもらい、その後見立てをさせてくださいと。そこから内容を決めすり合わせる。

内容も分からない中で
先方はどう社内稟議を回し
決裁がとれるのか、、、って話です。


さすがの我らの営業部長は敏腕で
過去の事例や考え方、哲学を語り
先方にYESと言って頂きました。



明らかに組織の中には分断がありました。
事業トップとメンバーの間に。
それなりにそつなく仲良し風ではあるが
決して本音は言わないが遠慮の壁がある。

イノベーションを!なんて
次世代リーダーに伝えても
現場は疲弊し忙しく
0→1でビジネスを生み出す経験なんて
したことのない素直な方々。


それを外から
痛いけれど勇気を持って
真実をお伝えする役割。


その場にいることは
上長も部下も居心地が悪いはずです。


その上で皆様にご参加頂いたんです。


空気のように目に見えないけれど
たしかにその場に蔓延っている
関係性というやつは、
外側からみると見えるんです。

イノベーションを生み出す前にする事は
関係性を醸成することでした。



本当に本音の対話をするには
1人1人が人としてそこにいて、
自分と繋がり
声を発する必要がある。

それには、丁寧に丁寧に
心理的安全性を場に生み出す必要がある。



上長の方が
“やれやれ、って厳しいこと言ってきたけど、
自分が引き受けてなかったわ、、、ごめんなさい。
それで、逃げ続けることもできるけど、
このメンバーでやっていきたい。
だから私は引き受けます、、、”


そんな言葉を残してくださいました。


上長が降りてきてくれること、
自分ごととして語ってくれること。

メンバーがちゃんとしなきゃ、怒られないように
を手放して、本当の不安葛藤を上長の前で出せた時、関係性は変わっていくんだよ。


まるで親子のように。



こんな事が組織で起こるのは
奇跡のような瞬間なんだ。



長い間企業に勤めて、
一番多くのあらゆる研修を受けてきたという
上長の方が、
こんな研修を受けた事がなかったと
言ってくださった。

宿泊研修大嫌いだったけど、
これは投資対効果が予想を大幅に上回る成果
と言ってくださったこと


それを受け止めて
また一歩、組織に向かうチカラを
頂きました。