こんにちは。
Co-leadersのSHIHOです。
あぁ、こんな事いっちゃっていいのかなぁ・・・
と思いつつなんですが、
最近経営者の方とお話する機会が多くて
何度も同じようなことを感じているのでちょっと備忘録的に書きます。
経営者の方は、
皆さんとても「未来」を形づくることに一生懸命です。
同時に、自分の会社を経営することにおいて
「これでいいのかな?これで大丈夫かな?転ばないかな?」
ということをとても慎重に気にされています。
それはそうですよね。自分の決断が、多くの社員へ影響するから。
社員の反応も怖いですよね。個人事業ではなく、社員を抱える企業の社長だからこその悩みです。
最近のお悩みで多いのは、
・報酬制度のあり方をどう変えていくか
・従業員の採用について
・新しい組織のあり方に変革していきたいが・・・
・社員のリーダーシップを育むには・・・
など。
で、ほとんどの事業トップや経営者は、
「他社の事例を知りたい」
「他の会社がどんな風にやっていて、どうなのかを専門家の意見を聴きたい」
「まずは、選択肢を聞いてから、フラットに選択したい」
とおっしゃいます。
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うんうん、とてもよくわかります。そうですよね。
まずは、知りたいですよね。
同時に少し意地悪ないい方をすると、
個人コーチングで転職活動を考えている方がご相談にきて、他の人の事例を知りたい、同じ様な年齢で、課題感を持っている人がどんな選択をしたのか、それでどうだったのか知りたい!!(ロールモデルがほしい!というやつですね)
と言っているのとほぼ同じなのです。
ケン・ウィルパーという方の著書
インテグラルシンキングという考え方をご存知でしょうか。
インテグラル・シンキング―統合的思考のためのフレームワーク 1,944円 Amazon |
組織の内側と外側、個人の内側と外側という
4象限に分けて考えるフレームです。
おそらく冒頭のように、
他社事例だったり、他がどうしているのか、そういうことを知り知識をつけ
比較検討したい、、、というニーズは右側の部分に当たると思います。
もしそちらが必要なフェーズであれば
やることは明確です。
徹底的に勉強してください。
関連著書を読みまくってください。
その手のセミナーに行き、人に出会い、情報交換をするような行動をしてください。
行動量は嘘つきませんから。アクトするのみ!
(個人事業主で、自分で事業を立ち上げようとしている方もやっています)
ある程度やらないよりは安心感を得られると思います。が、同時に終わりはありません。。。
まずは圧倒的に行動してみてください。
そうすると何が見えてくるのか。
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皆さん口を揃えていいます。
「あそこはうちと状況が違うから・・・」
「まぁそういうケースもあるだろうけど、絶対的にうまくいくかは分からない・・・」
「あの会社は資金的に余裕があるから・・・」
そうなのです。
あなたと同じ状況に置かれた他社事例というのは存在しないのです。
外に答えを求めて、動いても、動いても、
実は外側には答えはないんですよ。
なので、その答えは
あなたがどんな企業にしたいのか、何故起業したのか、何故この組織の代表なのか、
そこにとことん向き合うことからしか始まりません。
ここは、経営者個人の内側に向き合うことも、
組織の内側に向き合うことも、
正直いうとマジできつい体験かもしれません。
もう十分にやってるよ!
と思われるかもしれません。
そんなことに時間をかけずに、
合理的に解決したいと思うかもしれません。
それこそ、答えのない問いに向き合っても時間ばかりくうのじゃないか、、とよく言われます。
でも、組織のことを本当に考えるのであれば、
ここは避けて通れません。あなたのリーダーシップの話ですから。
私が専門として行っているのは
左側の2つ「エグゼクティブ・コーチング」「システムコーチング」です。
ディスカッションパートナーという位置付けで
右側の部分を”コーチ”である私に期待するのはちょっと領域が違うのです。
なので率直にお断りすることもあります。
私が右側の部分でお受けする場合があるのは、
コーチング的コミュニケーションを
社内にインストールするティーチングの部分。
システムコーチングのコーチとしてのスキルとリーダーシップをインストールするティーチングの部分のみです。
おそらく
自分の内側に向き合う勇気、
自分の組織の内側に向き合う勇気、
それが整った時に、
是非お力になれることがあると思います。
生意気なメッセージで、気を悪くされる方がいらっしゃるかもしれません。
でも私は、自分がこの仕事をしている以上に
このことをお伝えしておく、責任があると思っています。
なので、
なんでもかんでもご相談に乗ります、経営者のお悩みをなんでも聴きます、
なんでも解決しますとは言えないのです。
(解決するのは私ではなく、あなたなので)
でもお互いに
自分の真ん中を差し出しあって
お役に立てる方がギュっと関係性もコミットメントも高まると思うのです。
とりあえず、まずは聞いて欲しいんだよ
というご要望の場合、
ディスカッションパートナーという様に曖昧にせず
その場合はコーチングをしましょう。
しっくりこない、
もしくはじゃいいよ、と思われた方
全然その感情のままでいてください。
必要なタイミングがあるはずです。
そして無理に関係性を結ぶのではなく
お互いに無理をしたり犠牲になることなく
合意できるポイントを見出しましょう。
私は、
新たな領域に踏み出そうとする
本当のリーダーと出会い
一緒にまだ見ぬ世界に行きたいと切に願っています。