離婚調停中のシステムコーチング | ステップファミリー×組織開発

ステップファミリー×組織開発

どん底だったシングルマザーの時代から幸せなステップファミリーを築いた軌跡。現在はパーソナルのコーチング(1on1)と組織開発や関係性のシステムコーチとして、あらゆる組織や家族・カップルの応援をしています。

こんにちは。

Co-leadersのSHIHOです。

 

とある元クライアントさんからLINEでメッセージを頂きまして京都まで来て頂き、お会いする機会がありました。

 


この元クライアントさん、もう数年前ですが

実は離婚調停中にシステムコーチングをご夫婦でさせて頂いてた方です。

 

 

そう、ちょっとシステムコーチングについて補足すると、システムコーチングはチームビルディングとか、チーム・夫婦の関係性を”良く”するためのものではありません。

(システムとはシステム思考のシステム。関係性システムのことです)

なので、関係性のありのままの姿をみえているもの、みえていないものすべてを明らかにして、

システムのよりよい姿への変容のサポートをしているのです。

つまり、場合によっては、関係性が明らかになって、”別れ”を選ぶという場合もそこに向かって支援していきます。それについて”いい””悪い”という形では評価判断しないのです。

それが、システムのRight Relationshipを支援するということなので、実は離婚をするかどうかの最中の方々もシステムコーチングをする場合があります。

システムのありたい姿は、システム自らが明らかにしながら選択していくのです。

 


 

ただこのご夫婦は、当初から”離婚”することを前提に

システムコーチングを受けられておりましたので、システムコーチング終了後、離婚されています。

 



その後どうされていたかなぁということは気になってはおりましたが、

数年立ってその感想を頂く機会となりました。

 


「同じ離婚するでも、あの場で涙を流しながら、「このことはごめんなさい」って言えたのは、とても大きなことだった。2人ではそんな風に冷静に打ち明けられなかったし、戦闘態勢にしかなれなかった。結果”離婚する”ということは同じでも、あの会話ができた上で離婚するのと、できないまま離婚するのでは、全然違う。

 

離婚後も、義理の両親には子育てをサポートして貰っていて、結婚している時よりも、良好な関係性になれた

 

「離婚調停員さんも、システムコーチングの行方毎回気にしてましたよ。どうでした?って。アテにしてましたからね」

 

とおっしゃっているのが印象的でした。

 

 

 





 

何がよくて、何が間違っているのかなんて

いったい誰がわかるというのか。

 

 



 

 

この言葉は「人間万事塞翁が馬」という教訓を大事にするシステムコーチングの思想でも大切にしている考え方です。

 

 

この仕事をしていると、

・離婚するけれど、一つ屋根の下で一緒に暮らし続け3人の子供を一緒に育てる元夫婦

・離婚はするけれど、お互いの家を行き来して、子供を一緒に育てる夫婦

・子連れ再婚をして、妻と子供側に名字を合わせる夫

・子連れ事実婚として、籍はいれずにステップファミリーとして生活する家族

実に色々なケースに遭遇します。

 

 

「普通」の家族ってなんでしょう。

家族ってこういうモノ、というモノサシはどこからくるのでしょう。

 

 

 

私は自分自身が「離婚」も「再婚」も経験したら

どっちがいい、悪いなんて判断軸はなくなりました。

自分自身が「修羅場」を経験したからこそ、「修羅場」に立ち会えるようになりました。

その位、夫婦のこと、ってのは誰も踏み込まない聖域だし、触れたら壊れるかもしれないと思う関係性の間に立つことを好き好む人はあまりいません。

でも、究極にスタックして外に出せないからこそ苦しい。

 

 


何かしら”意見や価値観の違い”などの対立から、

離婚に至るのだと思いますが、争って傷つけ合いたいわけじゃない。

お互いのどうしても譲れない部分が明確になるのであれば、”別れ”を選択する場合もある。

そういう時、「事柄」と「感情」がぐちゃぐちゃになって冷静に対話ができません。

 


そういう時に大概揉めるわけです。

弁護士をつけて、家庭裁判所で裁判をする場合、離婚調停をする場合、色々ありますが、こじれにこじれると、もはや本人同士の会話はできなくなります。

 



裁判で決着をつけるのは、「慰謝料がいくら」「面会の頻度」とかの事柄ベースです。

離婚調停でお互いの要求を調停員に間に入ってもらうのも、事柄の部分の要求をメインに伝え合います。

でもこの会話は、お互いが”利害関係者”として相手を敵として見る限り、永遠に噛み合わないのです。

 

システムコーチングをするのは、その「事柄」を決定する前に

「思い」「感情」の部分をお互いを傷つけることなく本音の思いをテーブルの上に出し、対立する2人ではなく、共通の利益のために(例えば子供の将来のため、等)新たな関係性の上で何に合意し、何に合意しないのかを決めていくそういうプロセスなのです。

 


「事柄」と「感情・思い」は切って切り離すことができません。

すべては繋がっているからこそ、こんがらがって冷静に対話できないその水面下の部分を丁寧に対話することでお互いのRight Relationship(よりよい関係性)のために、何をするかを決めることができるのです。

 

 

離婚調停中にシステムコーチングを受けてくださっていた方の声を受け取って、

改めて、あらゆる「離婚で揉めている状況の方」「離婚調停中の方」に対して弁護士や調停員さんと一緒に、この方も体験者としての声を出して頂けるこということなので、システムコーチングというアプローチの可能性を考えていきたいと思います。

 

 


手を組んでくださる弁護士さん、調停員さん募集しています。

協力してくださるシステムコーチさん、是非力を貸してください。

現在、離婚調停中、にっちもさっちも動かないよ、、、という方

向き合いたくないパートナーと対話する場というのは

とても抵抗感の高いものであると自覚していますが

より、自分たちの未来のため、子供のための対話が必要だろうと考えている意思ある方は、ご連絡ください。

 

 

 

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