2012 年の幕開けです。
 
「この世界で、わたしに危険が及ぶ場所はどこにもありません」(ワークブック・レッスン244 )

 この一文を目にして、どうお感じになりますか。
 
 感じ方は、こうです。

 ゆっくり、心のなかで、あるいは、声を出して、この文章をつぶやいてみます。
 次に、沈黙して、たぶん目を閉じて、心の中を観察します。

 「危険がないなんて、まさか」
 「そうポジティブに考えることが大事なのかしら」
 「あり得ないことを教えようとしているの?」
 「たぶん、これはほんとうなのだ。ならば、それがほんとうだと、自分で確かめて、ちゃんと知りたい」
  その他いろいろ。

 感じている思いのひとつひとつを正しいかどうか、判断しようとせずに、「ああ、今、わたしは、こんなことを
こんなふうに思っているんだ」と眺めてください。

 どんなふうに感じていても、レッスン244 にたどり着く頃には、そう、ちょうど夏休みの終わり頃、
8月末日には、まるで違った感じ方をすることでしょう。この一文が意味することが、五感に沁み入るように
わかってくるでしょう。
 ワークブックのレッスンは、読んで理解しようとするものではなく、「よくわからない」なりに、とにかく
指示にしたがってワークをし、心に浮かぶ感情や思い、身体に感じるセンセーションを観察しながら、その動きや
変化を楽しく経験していくものです。
 
 はじめのうちは、心の観察がうまくできずに、楽しさが得られないかもしれません。心の観察なんて退屈だと
思ってしまうからです。でも、このワークブックは、心の変化が確実に得られ、また、よりうれしく、穏やかに、
しかも情熱があふれて、という変化を経験できるようにできているので、途中で投げ出してもう
戻ってこない、ということはないのです。
 ひとりきりでやっていると、その退屈さや、レッスンの意味の不明(最初はまるで意味がわからないこともあります)
に手を焼いて、しばらく離れることもあるでしょうが、それでも必ず、戻ってくることになります。
 でも、こうしてみなさんで励まし合って、分かち合って進むなら、投げ出す、という遠回りもしないでしょう。

 レッスンは、まず、指示し従ってやっていくことで、心の筋肉を、強くしなやかなものに鍛えあげて
いきます。いつのまにか、心の風景が、ふかふかした、豊かな土壌に変わっているのに気づきます。たぶん、レッスン244
よりずっと前に。そして、そのふかふかの心で、さらに新しい風景を喜びとともに受け入れていきます。

 鍛えるといっても、感じることに、厳しくしないでください。感情は、優しい場所でしか顔を出しません。
何があっても、ゆるしていく。レッスンは、少しくらいズルしても、まっいいか、ということにして、次に進むこと。
ただ、毎日このブログに来て、毎日、なにはともあれ指示にしたがう、ということは、やってください。
指示といっても、最初のうちは、たった一分です。しかも「一分以上はやらないように」とまで書いてあるのです。

 楽に、わくわくしながら始めましょう。2012 年、自分の心を、同時に、まわりの大事な人たちを、この世界全体を、
平和と安心、豊かさと喜びで満たしましょう。愛の2012年で2011年までのあらゆることを包み込み、癒しましょう。

 ブロガーは、CRS 主催<じゃない会>のファシリテーター、小野永保子さんです。でも、臨機応変、みんなで協力して続けていきたいですね。わたしも、毎日お邪魔します。たくさんのシェアを楽しみにしています。

香咲弥須子