英語の発音で悩んでいる人はとっても多いようですね。日本人が英語の単語を見たときに、その単語をどうしてもローマ字読みで発音してしまう悪い癖があるからです。


例えば「A」という文字を見ると、すぐに「ア」の音を想像するようですが、英語の「A」という文字には、5つの異なった発音があるのです。


最も多い発音は「ア」ではなく、「ae」です。発音するには、口を「エ」の形にして、「ア」と言えば良いのです。先ず、「A」という文字を見たときに、確率として「ae」という発音にした方が、正しい発音になる可能性が圧倒的に高くなります。


それ以外に、「A」という文字には、「ei」という発音(cake)、「uh」という発音(balloon)、「ア」という発音(father)があります。そして基本的にイギリス英語にしか出てこない発音がもう一つあります。この中では、「ア」が数として一番少ないのです。


つまりローマ字読みで英語を発音していては、発音が正しくない可能性が非常に高くなります。


どの音にすればいいのか、原則としてスペルで分かります。私たちはそれを小学校1・2・3年生のときに学びました。それを「phonetics」もしくは「phonics」と言います。


この連載でそのルール、例外、特殊な文字の組み合わせの読み方等を順番に紹介していく計画です。 


次回の創刊号ではこの「phonetics」を説明した上で、第2号からは文字ごとに説明していきます。どうぞ楽しみにしていてください!