小さな子どもたちを見ていると、
確かに、生まれながらにかわいい子、
そうでもない子がいますよね。
でも、それは美醜ではなくて、愛嬌なのかもしれません。
子どもがいつもニコニコしていると、
気持ちがほっこりしますね。
やはり、いつもニコニコしいるこどもは
大人たちに好かれます。
まだ赤ちゃんなのに、自然に一人でニコニコしている子がいたら、
誰からも愛されるでしょう。
いつもむすっとしてにらむように見る子どもは、
大人たちもため息をつきます。
笑わせようとしても、
「なにがおかしいのかわからない」という態度で、
相変わらずむすっとしていたら…。
この子のその先の人生はどうなるでしょうか。
昔、私の先生は言いました。
「あなたたちは、幸せになったら笑うでしょう。
それは間違っているよ。
笑うから、幸せになるんだよ」
子どものころ、むすっとしていた人に言いたいですね。
赤ちゃんの頃からそんなふうに
むすっとした顔をしているなら、
自分に呪いをかけているようなもの。
いつも運がいい人になりたいなら、
まずは笑顔から始めませんか？
特に、第一子は笑うのが苦手。
媚びているように感じて、いや、という人もいます。
そのくせ、
「お母さんは妹ばかりかわいいと言った」
などと文句を言ったりします。
矛盾ですね。
ところで、「かわいい」と言われて、
大人になった今は、
いったいいくら得するのですか？
笑顔はいつでもトクをしますが、
「かわいいね」はトクしないのでは？
もう大人なのですから、
かわいいと言われても、別にうれしくないですよね。
（まだうれしいですか？）
だったら、
もう「かわいい」と思われることに固執するのはやめては？
とっくにやめているつもりでも、
お母さんが他の兄弟をかわいがっていることを
思い出したらむかむかするのならば、
まだまだかわいいと思られたいのですね。
はっきり言います。
あなたがもう３０歳以上で、
（夫以外の人から）
「かわいい」と言われて喜ぶならば、
あなたはとても人生の夢をかなえられません。
大人でない証拠だからです。
大人でない人が、どうやって人生の目的を知れるでしょうか。
子どもの頃は「かわいい」ことが
利益を生みました。
でも、今は違います。
りっぱな大人でいることが利益を生みます。
自分の心の中に住むチャイルドに伝えましょう。
あなたはもう、りっぱな大人だよ。
誰かから「かわいい」と言われるのを待つのはもうやめにしなさい。
あの時お母さんに「かわいい」と言ってもらえなかったと、
今でもこだわるのはやめにしなさい。
それはなんの利益も生まないし、
それどころか、
いつまでも人生の目的に手の届かない
子どものままでいることになるんだよ。
かわいいということよりも、
自分がりつぱな社会人であることを誇りなさい。
…つきものが落ちるように、
心が楽になるでしょう。
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