お着物の二部式加工を承っています。


今回のご依頼は、

お母様のお着物


お母様が二部式のお着物にしようと、

途中まで作業されているものでした。


何かの都合で、

最後まで仕上げることが

できないままになっていたそうで、

下衣は出来上がっているものの

上衣は、切り離した状態のままでした。

「上衣を仕上げてほしい」

というご依頼でした。



そして、

作務衣のように

脇に紐をつけてほしいとのこと。



裾の始末をして

紐は

衿を切り揃えた端切れで作ることに。

(衿の長さや上衣丈により、紐が取れない場合もあります)

このようにすれば、

帯を結ばないで締め付けることなく、

ラクに着ることができます。

着物としてきっちり着るというよりは、

気楽に部屋着のように

着物を着ることが出来ます。







2着共、同じ加工をしました。

 

最初から最後まで

オーダーメイドで仕上げることが

最高に幸せかというと


作品を仕上げる

という意味では幸せです。


しかし、

途中になっていたものを仕上げるのも、

これまた幸せなのです。


着物の気持ちになれば

途中までやって

そのままにしている人にしてみれば

最後まで仕上げられなかったことを

気にかけていると思うのです。

だから

最後まで仕上げることは

とても嬉しいことだと思うのです。


その想いを考えると

仕上げをお手伝いできたことは、

とても嬉しいのです。


仕上げをお手伝いした

このお着物を着ていただけるのは、

わたしにとってもうれしいことです。


お着物を着た

お母様のお顔を思い浮かべ、

嬉しくなる。

ホッと安心できる。


そんな瞬間でした。


ame couture junloを

ブログで見つけていただき

お問合せくださり

オーダーいただき

ありがとうございました♡


こちらからお問合せいただいております。

https://ameblo.jp/yagiko8/entry-12586405584.html