大阪市内における、府議会・市議会議員選挙の当落を予想して見ました。

 知事や市長が維新が当選すると思うのですが、そこは大した争点ではないと思っています。

 個人的に最大の争点は、公明党がどれだけ議席を落とすのかです。

 

 何故、そこに目を付けるのか。

 まず、告示時点でまず、維新と公明党で議会過半数が確定しました。

 後は公明党がどこまで票を減らすかで、今後の自公政権の基盤も決まってくると思うからです。

 もっとも、維新が市議会で単独過半数を取っても、維新は衆議院選挙で公明党の選挙区に候補者を立てられないと思います。

 何故なら、それをする前に官邸自民党が全力で阻止するからです。

 衆議院選挙小選挙区で公明党がまんべんなく2・3万票を取れるから自民党は重宝(依存とも言う)する訳で、日本維新の会や国民民主党を与党に引き入れた所で自民党の候補者は支えられません。

 元々官邸自民党のバックアップのような存在の維新に、官邸自民党を壊す胆力はありません。

 

 でも、ここまで選挙戦を見て、公明党は安定しているかなと思います。

 というのは、東京都議会議員選挙でも分かるように、公明党は落選の危機を感じたら山口代表が応援演説に駆け付ける筈だからです。

 今の所、そういった動きが見られないということは、恐らく議席を落としたとしても1つか2つまでかなという気がします。

 

 自民党は元職が捲土重来とばかりに立候補していますが、仮に2回連続で落選するとなると自民党にいても勝てないという認識が広まると思います。

 そのまま政治活動を続けるなら自民党を離党し、そしてアップデートおおさかが地域政党みたいな役割になって合流していくのかも知れません。

 

 維新が単独過半数を取るにせよ取らないにせよ、今後の4年間で政党や国民の生活も大きく動くように思います。もちろん悪い方にですが。