10増10減以前に、自民党と公明党がギクシャクし出したのは、去年の参議院選挙の前には表面化していました。

 それが決定的な形になったというところでしょう。

 ちなみに都議会でも関係を解消して、次の都議選でも協力関係もなくなるとのことです。

 

 自民党と公明党も獲得する票が細っていく中で、お互いの政策を嫌々受け入れてまで選挙協力するメリットがなくなりつつあります。

 これは東京だけでなく大阪・兵庫も顕著で、自民党にとっては衆議院選挙で候補者を出せない選挙区は、地方議員もいない所も増えてきていて、公明党と組むメリットは地方レベルでは既に薄れつつあります。

 もっとも、個人や地方支部レベルで公明党と友好関係にある議員が一気になくなるとも思えないですが。

 

 でも、大阪での樽床伸二氏との関係みたいに、公明党が野党系政治家と関係を持つ例は出てくるのではないでしょうか。

ゆるやかではあるだろうが、自公政権終了のカウントダウンが始まったと見ていいと思います。

 もっとも、野党も立憲民主党と共産党が次の衆議院選挙で選挙協力しないみたいなので、仮に解散総選挙があっても自民党主導の国会運営に変わりはないと思います。

 

 先ほどあった4つの衆議院補欠選挙のように、候補者が乱立する所もあれば、まとまる所もある感じではないでしょうか。

 そして選挙が終わると、自民党、公明党、国民民主党の連立政権になるのかなと思いますが。