こんばんは。やまDです。
継続的に読んで頂いてる方にはなんだこのメルヘンチックなタイトルと思われているでしょうが笑 そのへんの話も入れていきたいも思います。
まずは服装を。きっと何かの参考になるので。
ツイッターのフォロワーさんが、二日前にチャレンジしたら吹雪いてて凍死しかけたと聞いていたので、この日はいくらでも対応できるスタイルです。
着てるのは
クラフトの夏用メッシュインナー
mont-bellのライトウェイト長袖
夏用半袖ジャージ
パールイズミの夏用ロングタイツ
背中にはリュック。その中には
パールイズミの15℃対応長袖ジャージ
mont-bellのミドルウェイト長袖
パールイズミのアームカバー(涼しくなるやつ)
サドルバッグには
ユニクロのスキニー。寒いとき用。
登山用ゴアテックス。ダウンヒル用。
暑いから寒いまで完全対応します。
草津からの登坂を開始!
前日の通勤TTと登坂で少し体に疲れはありますが、なんとか頑張れそうです。
登り始めてすぐ、なにこれ源泉?
やたら湯気の湧き上がる川に、硫黄の匂いもします。
さすが草津、温泉が信じられないくらい出てるんですねー。
観光地へはなかなか行けないようで。
グンマー系の写真スポットで有名な毛無峠
ここもまだ開通していないようです。
色んなブログ見てたら、実はこっそり行けたらしいですが(´・ω・`)
その先へ進みますが…あっつい!
汗だっらだらです。この日は渋峠、横手山で12度とのこと。それを考えてウェアを着ましたが
それは頂上の気温。
登坂中は遥かに暑いのを忘れてました。
たまらずmont-bellのライトウェイトを脱ぎ、アームカバーを装着。
再スタートです。
しばらく登ると、話に聞いていた殺生河原が近づいてきます。
温泉の街草津らしく、峠を登っている間に、硫化水素が吹き出て生き物が住めなくなっている地帯があります。それが殺生河原。
当然人間にも有毒なので、殺生河原では駐停車禁止とのこと。
生身で走ってるローディはどうしろというのか聞いてみたいところではありますが、そこはやまD、でぶローディ。
おそらく致死量は体重に比例するなら常人の1.3倍はあるだろうということで、マスクなどの装備もなくスッピンで挑みます。
ちなみに、気になって調べてみたらどうやら「肺に入ると酸素よりやたらと反応して、その分酸素が反応できない=呼吸困難になる」タイプの毒性のようです。
しかも高濃度になると嗅覚を麻痺させてしまうので、致死量の高濃度の中にいてもわからないとか。何その暗殺教室向きの性質。
夜間通行禁止のゲートを抜けて進んでいくと
見えてきた!
殺生河原と森林限界がリンクして、ここから絶景がスタートします。
標高が上がってくると背の高い草木が成長できなくなります。これが森林限界。
視界を遮るものがなくなるので、結果見通しが非常にききます。
うおぉ…これが渋峠…
そんなことを思いながら前を見ると、
生き物がいる気配がないww
さすが殺生河原ww
ていうか…
くwwさwwwいwwww
自分を追い抜いていく車の家族連れは、「何この人頭大丈夫?」という顔をして見てきますが、この絶景を車なんぞに乗ってスーっと通過してしまう方が「大丈夫?」と思います。
この発想が一番大丈夫じゃないのは理解してますww
草津の街からはだいたいこれくらいでした。
ここから先も、絶景が続きます。
印象的なのは、空に向けて伸びるように見える道路と、地を張っていく道路の対比。
このままどこまでも登っていくのではないか、と思うような、空しか見えない道路。
その後に振り返って見えるのは、自分がこれまでに登ってきた道。
この日は他のローディや観光客も多く、よく登っています。
こんな道を通っていると、古来人が山岳信仰を持っていたのも当然のように思えます。
こんなにも道が整備されていない頃、殺生河原を抜けるのには想像できないほどの苦労があったのでしょう。
ここはまさに地獄だ
現代人は理由がわかっていますが、他の場所と同じように変な匂いがするだけなのに何故ここだけ草木が生えないのか、理解できなければ地獄にしか見えません。
その先を登ると、天へと繋がる山肌。
振り返ると自分の登ってきた道。自分と同じように登る人々は、自分と同じように地獄を通り抜けてでも神のもとへたどり着こうとしているように見えます。
これだけの苦労をして、更にこれだけの景色が見れるならば
神が住むのならばこのような場所しかない
と思うこともあるでしょう。
その神が、気まぐれに与えてくれた恵みによって生きる人間たち。
自分の小ささを少しずつ噛みしめる道です。
この景色、一人でも多くの人と共有したいと思えてきます。
このまま飛び出せるのではないか、という道と
その先にある、天国のような原。
神が住むとしたら、天国という場所があるならばこのような場所だ
自然とそう思えるような風景に出会えたのは初めてです。
自転車に乗るようになって、山を登るようになってよかった。
これまでの偶然や、この日のこの景色に感謝をしながら登っていきます。
まだ半分も登っていないのに、もう次いつ来れるか考える
そんな峠は初めてでした。
もしよろしければポチッとお願いします。押していただけると、乗るかパーツを拾うかする、はずです(`・ω・´)
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継続的に読んで頂いてる方にはなんだこのメルヘンチックなタイトルと思われているでしょうが笑 そのへんの話も入れていきたいも思います。
まずは服装を。きっと何かの参考になるので。
ツイッターのフォロワーさんが、二日前にチャレンジしたら吹雪いてて凍死しかけたと聞いていたので、この日はいくらでも対応できるスタイルです。
着てるのは
クラフトの夏用メッシュインナー
mont-bellのライトウェイト長袖
夏用半袖ジャージ
パールイズミの夏用ロングタイツ
背中にはリュック。その中には
パールイズミの15℃対応長袖ジャージ
mont-bellのミドルウェイト長袖
パールイズミのアームカバー(涼しくなるやつ)
サドルバッグには
ユニクロのスキニー。寒いとき用。
登山用ゴアテックス。ダウンヒル用。
暑いから寒いまで完全対応します。
草津からの登坂を開始!
前日の通勤TTと登坂で少し体に疲れはありますが、なんとか頑張れそうです。
登り始めてすぐ、なにこれ源泉?
やたら湯気の湧き上がる川に、硫黄の匂いもします。
さすが草津、温泉が信じられないくらい出てるんですねー。
観光地へはなかなか行けないようで。
グンマー系の写真スポットで有名な毛無峠
ここもまだ開通していないようです。
色んなブログ見てたら、実はこっそり行けたらしいですが(´・ω・`)
その先へ進みますが…あっつい!
汗だっらだらです。この日は渋峠、横手山で12度とのこと。それを考えてウェアを着ましたが
それは頂上の気温。
登坂中は遥かに暑いのを忘れてました。
たまらずmont-bellのライトウェイトを脱ぎ、アームカバーを装着。
再スタートです。
しばらく登ると、話に聞いていた殺生河原が近づいてきます。
温泉の街草津らしく、峠を登っている間に、硫化水素が吹き出て生き物が住めなくなっている地帯があります。それが殺生河原。
当然人間にも有毒なので、殺生河原では駐停車禁止とのこと。
生身で走ってるローディはどうしろというのか聞いてみたいところではありますが、そこはやまD、でぶローディ。
おそらく致死量は体重に比例するなら常人の1.3倍はあるだろうということで、マスクなどの装備もなくスッピンで挑みます。
ちなみに、気になって調べてみたらどうやら「肺に入ると酸素よりやたらと反応して、その分酸素が反応できない=呼吸困難になる」タイプの毒性のようです。
しかも高濃度になると嗅覚を麻痺させてしまうので、致死量の高濃度の中にいてもわからないとか。何その暗殺教室向きの性質。
夜間通行禁止のゲートを抜けて進んでいくと
見えてきた!
殺生河原と森林限界がリンクして、ここから絶景がスタートします。
標高が上がってくると背の高い草木が成長できなくなります。これが森林限界。
視界を遮るものがなくなるので、結果見通しが非常にききます。
うおぉ…これが渋峠…
そんなことを思いながら前を見ると、
生き物がいる気配がないww
さすが殺生河原ww
ていうか…
くwwさwwwいwwww
自分を追い抜いていく車の家族連れは、「何この人頭大丈夫?」という顔をして見てきますが、この絶景を車なんぞに乗ってスーっと通過してしまう方が「大丈夫?」と思います。
この発想が一番大丈夫じゃないのは理解してますww
草津の街からはだいたいこれくらいでした。
ここから先も、絶景が続きます。
印象的なのは、空に向けて伸びるように見える道路と、地を張っていく道路の対比。
このままどこまでも登っていくのではないか、と思うような、空しか見えない道路。
その後に振り返って見えるのは、自分がこれまでに登ってきた道。
この日は他のローディや観光客も多く、よく登っています。
こんな道を通っていると、古来人が山岳信仰を持っていたのも当然のように思えます。
こんなにも道が整備されていない頃、殺生河原を抜けるのには想像できないほどの苦労があったのでしょう。
ここはまさに地獄だ
現代人は理由がわかっていますが、他の場所と同じように変な匂いがするだけなのに何故ここだけ草木が生えないのか、理解できなければ地獄にしか見えません。
その先を登ると、天へと繋がる山肌。
振り返ると自分の登ってきた道。自分と同じように登る人々は、自分と同じように地獄を通り抜けてでも神のもとへたどり着こうとしているように見えます。
これだけの苦労をして、更にこれだけの景色が見れるならば
神が住むのならばこのような場所しかない
と思うこともあるでしょう。
その神が、気まぐれに与えてくれた恵みによって生きる人間たち。
自分の小ささを少しずつ噛みしめる道です。
この景色、一人でも多くの人と共有したいと思えてきます。
このまま飛び出せるのではないか、という道と
その先にある、天国のような原。
神が住むとしたら、天国という場所があるならばこのような場所だ
自然とそう思えるような風景に出会えたのは初めてです。
自転車に乗るようになって、山を登るようになってよかった。
これまでの偶然や、この日のこの景色に感謝をしながら登っていきます。
まだ半分も登っていないのに、もう次いつ来れるか考える
そんな峠は初めてでした。
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