2008年4月26日に長野で聖火リレーが行われた。


我々山王院も有志でチベットの旗を持ち長野へ向かった。


まさに国恥の日であった。

長野は「赤い旗」一色。


我々チベットの旗や日の丸を持つ者も負けてはいなかったが圧倒的に「赤い旗」が多かった。



警察官の目の前で「赤い旗」を持った者たちは日本人に襲い掛かる。


救急車のサイレンが鳴り響く。


血だらけになった老人や女性。


「赤い旗」を持った人に襲われたそうである。


古い歴史を持つ善光寺をいただく長野の秩序と治安は「赤い旗」を持つ者たちによって破られた。



まさしく動乱であった。



戦後ここまで他の国の者に我が国が蹂躙された事があっただろうか?


通行人が襲われているのに警察官は見て見ぬふり。

逆に助けに入った日本人を強制退去する有様である。

このことは後に国会で問題になったが警視庁長官はまともに答えられない。

日本やチベットを守ろうとする若者たちは次々と強制排除されて行く。


ある人は血だらけになりながら、ある人は泣きながら、そして我々も力の限り叫んだ。



フリーチベット!



あの日、日本中の志ある若者たちは一つになった。

かつてこの国を守る為、美しく立派に散っていった桜たちと、この若者たちが重なって見えた。

私は涙が止まらなかった。

この若者たちがいれば日本はまだ大丈夫なのではないか?

私はそう信じたい。


後日、テレビや新聞を見たら案の定「赤い旗」が映ってる映像だけ流しチベットの旗が映ってるところはカット。

逆にチベットの旗を持つ者を平和を乱す悪人扱いである。

怪我をした日本人の報道はないどころか、日本人やチベット人の逮捕者の報道だけ。

あれだけ暴れていた「赤い旗」を持つ者の逮捕情報が一切ない。


この国は真実が報道されない国なのである。


オリンピック開催地の隣ではチベット人たちが虐殺されていてもスポーツが大切な事なのか?


そんなに虐殺国家との友好が大切か?


そして今もウイグル・チベットなどで「民族浄化」政策によって虐殺が行われている。


現政権はこの「赤い国」を富ます政策を今どんどん出している。

よくよく考えねばならない

この「長野聖火リレー」に先立ち我が山王院から北京政府へ抗議文を出した。再掲する。



【 チベット弾圧に対する憤りと抗議 】

私たち日光修験道は、中華人民共和国の暴虐行為、殺人行為、民族と文化の抹殺行為、宗教破壊行為等に対して、甚深なる憤りをおぼえ、ここに強く抗議するものである。
中国政府は、この度のチベット弾圧事件で、その歴史的傲慢さを露呈した。自ら共和国建国前に受けた中国人民の苦しみを忘れてしまっている。現中国政府が他民族を虐待することは、まさに独裁、拝金、覇権主義国家であることを示している。その主張と行為は、厚顔無恥以外の何ものでもない。
このような思考の指導者集団である中国共産党政府に、次の四か条をもって、断固抗議し懺悔の機会を与えるものである。

1.直ちに理性をもって、自制的行為を執るべきである。

2.外国のジャーナリズムによる公正な報道を受け入れるべきである。

3.強制的に連行、捕縛した全ての人々を、すみやかに解放すべきである。

4.直ちに侵略を認め、チベット人民に謝罪し、速やかにその独立を認めるべき
である。


人民と天命、因果は常に権力が恐れるべきものである。中国政府は恥を知り、その愚昧な政策を改めよ。


2008年3月20日
日光修験道 法頭正大先達 伊矢野慈峰



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