↓参照
アジア軍拡競争で独走する中国



(・_・) 「防御という戦争方式それ自体としては、攻撃よりも強力である」byクラウゼヴィッツ

先ず日米同盟は機能しないと騒いでる無知蒙昧な輩がいますが、実際に有事となった際に米軍が参戦するかどうかはあまり重要なことではありません。

重要なのは「同盟関係にある」ということで、中国は日本との戦闘シュミレーションの際は必ず自衛隊➕米軍と計算しなければならずそれで勝算があって初めて武力侵攻となります。

次に、冒頭にクラウゼヴィッツを引用したように防御と云う有利な形態で日米同盟軍が待ち構えているところに武力侵攻を行って仮に勝算があったとしても多大な犠牲とコストを支払わねばなりません。

加えて海に囲まれた日本はそれだけで有利な環境であり、また上陸作戦とはもっとも困難を極める作戦で「水の制止力」によって中国は思うように戦えません。

従って中国が我が国に武力侵攻してくる可能性は低いと言わざるを得ません。

しかし、海洋進出を国家戦略としている中国にとって蓋をするような位置にある日本は邪魔な存在であります。

また米国にとっての日本の存在を思えば分かりますが、その米国の立ち位置に中国がなれば中国は多大な利益を得られます。

なので中国は通常戦のみならず、非正規戦、外交戦、国家テロ戦、金融戦、サイバー戦、三戦(広報戦、心理戦、法律戦)などを駆使し、目的を達成しようとする戦略「超限戦」を日本に仕掛けてきている状態となります。

目的は敵戦闘力の殲滅にあるのではなく、あくまでも自国の有利なように相手国をコントロールすることであり、それこそが孫子の云う「戦わずして勝つ」と言うことでありクラウゼヴィッツの云う「自らの意思を強要する」ことに他なりません。

とは言え、圧倒的な軍事力があれば超限戦にしろ外交にしろ有利に展開できることは疑いのないことであります。

中国が日本をコントロールするに当たって(日本だけではありませんが)最も近道となるのが日本の生命線=シーレーンに制空権、制海権をもつことであり、それが南シナ海などの水域・空域を「軍事化」する行為や、日本のみならず近隣諸国に対するミサイルによる恫喝外交となってくる訳であります。

結論として目に見える経済的な理由から「中国は攻めてこない!中国脅威論は安倍のプロパガンダだ!」などの頭スカスカでパカパカな主張は非常に底の浅いものと言わざるを得えない訳であります。

戦いにおいて最も大切なことは「勝つ」ことではなく、「負けない」ことであります。

今度こそ負けない戦いをしましょう!

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