◎⬇参考記事
アルゼンチンが中国漁船を撃沈、拍手喝采した国は?


(・_・)アルゼンチンの対応はまったく当然のことです。

「日本も見習え!」

との声が聞こえてきます。

しかし、簡単に言えば日本とアルゼンチンとでは状況が違うということも念頭になければなりません(ベトナムも同じです)。

まず中国は通常戦のみならず、非正規戦、外交戦、国家テロ戦、金融戦、サイバー戦、三戦(広報戦、心理戦、法律戦)などを駆使し、目的を達成しようとする戦略「超限戦」に我が国は国内外でまったく押され、それに対するカウンターも出来ないで指を加えて見てるだけの状況です。

対外ロビー組織も諜報組織もありません。

なので我が国から仕掛けたら国際世論は圧倒的に不利になることは明らかです。

中国は「最終的に日米同盟が機能しないこと」を目指して工作活動しているので、アメリカ国内で「日本悪し」の世論を徹底させるでしょう。


次に地球儀で中国とアルゼンチンを見てみましょう。

戦争するには余りにも遠すぎるんです。

これだけ離れた国と戦争出来るだけの軍事力は中国にはありません。

ロシアでも無理です。

世界中のどことでも戦争出来る空母打撃群を持つ国はアメリカ以外にはありません。

これは地政学の問題以前の話です。

況してや南北アメリカ大陸はそれこそアメリカの縄張りです。

必ずアメリカの介入を招き中国の不利に終わるでしょう。

なので現在の状況から考えて中国とアルゼンチンは「絶対戦争にならない」と言っていいでしょう。

それを見越した上でのアルゼンチンの対応なんです。

なので「国籍不明」なら別として、我が国から仕掛けるのは不利になるでしょう。

従って日本がアルゼンチンに見習うことは得策とは言えません。

なので日本の対応としては撃沈するよりは拿捕して、中国の違法操業・領海侵犯の数々を国際世論に訴えていったほうが良いでしょう。

⬇参考
尖閣諸島防衛、やってはいけないこと、やるべきこと


そのためには我が国の海猿たちがその能力を遺憾なく発揮出来るように法整備・武器整備を速やかに進められるようにしましょう。

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