日本で1番小さな私立農業高校(生徒数60人、教員30人)の愛農学園農業高校は素晴らしいところでした。

全寮制で10ヘクタールの敷地に酪農、養豚、養鶏、各種の野菜、稲麦らの栽培も50年前からすべて有機栽培でなされています。

私もそこに泊めて頂き、朝昼晩、生徒さんと一緒にオーガニックの食事をいただくことができました。
 
生徒たちは朝5時半に起きて、乳牛の搾乳、養豚、養鶏等の世話に当たっていると。
 
自分たちで育てた 豚、鶏、牛乳、採れたての野菜、全て有機栽培の農産物で3食を賄い自給率70%。

小谷純一先生が1963年創立。全てのものに愛を訴えて指導、卒業生が 全国に散って日本の有機農業の一端を支えているのです。

小谷先生は亡くなりましたが、その教えを受け継いで経営の危機も乗り越え、生徒教員皆が誇りを持って頑張っている姿に感動しました。

有難いことに、今回「食の安全を守る人々」の映画を授業の一環として生徒たちに観ていただき、私と皆さんとの意見交換会もさせて頂きました。

高校生と若い先生たち、日本の未来に明るい希望です。






写真提供:泉川道子教頭