良い品質のものを、高い価格で提供する。
これは、多くのフリーランスのひとにとって、
仕事がうまくいくための基本方針です。
こだわりが強い、専門家気質のひとには特に、
この基本方針がぴたっとはまるので、
どんどん品質を追究し、商品やサービスに反映させます。
ただ、何事も、こだわりすぎると、世界がせばまるよね。
「高品質なものでなければ、売ってはいけない」と
思いすぎていると、提供できるはずのものが見えなくなり、
広がるはずの世界が、広がらなくなります。
そう、品質の基準を、自分で厳しくしすぎてしまうのです。
ひとが、「70くらいの品質の、Bというサービスがほしい」と
思っているのに、
自分では、「100じゃないからBは提供できない!」と
頑にこだわってしまって、せっかくの機会を閉じてしまうのです。
品質にこだわりすぎる傾向のあるひとは、
思い切って、OKの基準をゆるくしてみる。
「あ、こんなことでも、喜んでもらえるんだ!」とわかって、
「自分がOKできる自分の世界の幅」が広がります。
私の場合、品質を信頼できていたのは、
個人セッションや少人数セミナーなどでの
個別フィードバックする力。
一番の強みだし(自覚の範囲で)、実績もある。
一方で、ゆたかすぎる感性セミナーのような、
個別フィードバックをはさまないセミナーは
品質において未知で、
本当に大丈夫かいな?と、不安に思っていました。
(もちろん、精一杯、取り組んだよ)
でもやってみて、参加後の感想を頂いて、
「ああ、こういう形でも、受け取ってもらえるのだな」と
新しい世界が開けました。
さらりと絵を描いて載せたところ、
「売ってほしい」と言われたこともあります。
その時は、さすがに売る勇気が出なかったので(笑)
お引越祝いにプレゼントをしました。
でも、ほしいと言われるものだった、ということは
意外なうれしさでした。
内側を感じるちからがゆたかなひとは、どうしても、
物事の判断が自分基準に偏りがちです。
そこに、「高品質でなければ」の思いが加わると、
深いけれど、世界が広がる可能性が見えなくなってしまいます。
自分の世界は、自分と、集まっているひととの
やり取りの中で、つくっていくもの。
・自分の、「出してもOK」の基準をゆるめてみる。
・ひとからの求めに、素直に耳を傾ける。
・・・ことで、思わぬ方向に、世界が広がっていきます。
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