ネタ満載でもう胸やけ!お菓子ももういい!おなかいっぱい!『ストリッパーゾンビランド』 | 蝦夷☆オブ・ザ・デッド

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蝦夷の片田舎より分析しない掘り下げない脱力バカレビューをお届け(ホラー多めほぼネタバレ)


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<あらすじ>
謎のウイルスが蔓延し、ほとんどの女性がストリッパーゾンビになってしまった世界。
アメリカ合衆国は、まさにストリッパー・ゾンビランドと化した。
独自のストリッパー対策ルールを駆使し生き残ったオタク青年「アイダホ」は、逃亡生活の途中、ぶっきらぼうだがゾンビハンティングに長けたマッチョカウボーイ「フリスコ」、美人姉妹の「ヴァージニア」と「ウェスト」に出会う。
オレゴンのポートランドに頼れる祖母がいると言う美人姉妹の話を聞き、大陸横断の旅に出るのだが・・・。

<レビュー>
主人公の青年が、ショッピングセンターで買い物カートに品物を放り込んでいますが、どうも様子がおかしいです。
お客さんは誰もいないし、店員さんの姿も見えない。閑散とした店内。
しかし、次の瞬間、お客さんが現れました。
 
 
「商品の中でアンタが一番うまそーね!!!」

お客さんはひとりではありませんでした。
ゾンビは群れで行動するという定説どおり、おねえさんゾンビが複数で追いかけてきます。
おねえさんゾンビたち、軒並みスケスケな格好です。
ショッピングカートを盾に応戦する青年ですが、落ちていたハイヒールに蹴つまづいてすっ転び、後頭部強打。
赤パンツのおねえさんゾンビに襲われ、もうダメかと諦めかけてしまいます。

 
「数分でいい。時間を戻せたら・・・」

覚悟した瞬間、救世主が現れました。

 
「おいストリッパー。タダで踊ってくれや」

銃を携えた強面の麦わら男がストリッパーゾンビを撃退してくれました。
その後、全くの平常心でスーパーに入る麦わら男。
青年がその後を追います。
麦わら男は店の「手作りお菓子コーナー」にまっしぐら、材料を物色し始めました。
しかし、気に入った材料がないようで、彼はどんどん不機嫌になっていきます。

 
「お前、お菓子を焼けるか?」

ふいに麦わらの男は青年に尋ねます。
菓子作りなんて成功したこともないのに、曖昧な返事をする青年。
そんな彼を尻目に、男は尚も不機嫌全開で吐き棄てるように言います。


「ケーキミックスなど最低だ!」

お菓子作りの材料がろくにない店など用はない!と言わんばかりの男。
さっさとその場を立ち去り、車に乗って行ってしまいます・・・と思いきや、戻って来て青年を乗せてくれましたよ。
よかったね☆



しかしこの麦わら男、かなり変人のようです。
青年が自己紹介をしようとするとことごとく遮り、「今後すぐ死ぬかも知れないやつのプロフィール聞いてどーする」みたいな憎まれ口叩いてます。
挙句の果てに、勝手に青年のニックネームまでつけちゃいましたよ。

 
「お前はアイダホ。」

青年が「ボク、アイダホ出身じゃないんすけど・・・」と言っても、「つべこべ言うな。お前はアイダホ。」
とうとう、青年のニックネームはアイダホで押し切られてしまいました。
ところで、アイダホが逃亡生活を続けているのには理由がありました。
ある日、彼が自宅でネットをしていると、チャットで妙な発言を見かけます。
「街がゾンビで大変なことになってる」
アイダホは失笑し、「ゾンビなんてそもそも存在するわけないじゃん」とレスします。
すると「お前これ見てみろ」と、チャットの参加者があるURLを貼ります。

 
Y○utubeでゾンビお食事動画!

アイダホがクリックした先は、ゾンビ化した女性が男性を食い散らかしている動画でした。
様々な動画が出回っているこのご時世、半信半疑のアイダホ。
しかしここでまたニュース動画が貼られます。
ニュースでは、アナウンサーの女性が緊迫した面持ちで現地レポートしていました。

 
「下着姿の女性たちが男性を狙っています!」

 
「女性たちは何故か服を脱ぎ、男性を襲い始めたそうです!」

 
「ストリッパー風の女性にはご注意を!」

目が点になるアイダホ。
しかし彼はバカなのか、ここでエッチな動画を観始めます。
微妙な女性がアイスキャンデーを延々と食べている動画を観て興奮する彼。
盛り上がってきたところで、誰かが部屋のドアを激しくノックしました。
「入ってくんなよなー!」
彼は叫びますが、尚もしつこくドアは叩かれ続けています。
「もーーー!しょうがないなーーー!」
渋々ドアを開けるアイダホ。
すると、目の前にとんでもない姿の女性が現れました。

  
   
乳バッテンの女性、現る!(注*この画像、何故か雨風呂さんに目の敵にされ、かれこれ5回は消されてます。ちゃんとバッテンで隠れてるのに。基準がよくわからん。と言うわけで加工済です)

乳バッテンは自身で施したのか甚だ疑問が残る女性ですが、彼女は唸り声を上げながらアイダホに掴みかかってきます。
えっ!!!これさっき動画で観た例のゾンビ?
かなり危機感の薄いアイダホですが、さすがにこれはマズイと思い、部屋から退散します。

 
「悪いけど失礼するよ」

ゾンビに一言声かけて部屋を出たアイダホが見たのは、またもやとんでもない光景でした。
お父ちゃんが怪我して、しかもちょっと腸出てる!!!
仰天して駆け寄るアイダホに、父は虫の息でこう話します。

 
「私はいい父親ではなかった・・・」

 
「お前を放置してた」

 
「学校劇に集中するお前を・・・」

 
「ゲイだと思ってた!!!」「・・・・・・・・。」

お父ちゃん、懺悔にしてはちょっとあんまりです。
それでもやっぱり愛するわが子。
お父ちゃんは自分亡き後の息子の身を案じて、黒いブリーフケースを差し出します。
「これを持って行け。但し、最後の手段として使え。もうダメだと思ったら開けるんだぞ」

 
「最後の手段として使え」

こんな経緯があり、アイダホは実家からゾンビをかいくぐって逃亡生活を続けていたのです。
ちなみに、乳バッテン女性と父親の関係は謎です。
父親はストリップ劇場の経営者だったので、もしかしたら踊り子さんの一人なのかも知れません。
そんなこんなで、アイダホは新しく出来た「相棒」と共に車で逃亡を始めたのでした。
車の中で相棒の強烈な屁を食らいつつ。

 
「クサッ!!!」


「スカンクでも食べたのかよ!?」 

放屁へのリアクションが思いのほか良かったので嬉しそうな麦わら男。
二人の相性はなかなか良さそうです。
車で移動し始めてから、物語はロードムービー調に。
行く当てもないロングドライブが始まります。
ある時、車から妙な光景を見た二人。
なんと、大勢のゾンビストリッパーたちが揃いも揃ってタコ踊りしています。

 
音楽に合わせて一同タコ踊り

 
大轟音のヒップホップ

 
「YO!チェケラッチョ!」

彼女たちを踊らせていたのは売れっ子DJ「ダブルD」。
はっきり言ってものすごく暑苦しいオッサンで全然イケてません。
開店前のパチンコ屋に並んでいそうです。
しかし、芸能人に大興奮のアイダホは嬉しそうに彼に話しかけます。
会話した内容によると、どうやらゾンビたちはストリッパーなので音楽が大好き。
ストリッパーが踊るには音楽が必要なので、音楽かけとけば踊りに忙しくて攻撃して来ないらしいです。
ここでどうでもいい重要な豆知識を得て、二人はゾンビライブ会場を後にします。
さて、そろそろ食糧調達や休息が必要になってきた2人、良さげな酒場があったので入ることにしました。
ここで、麦わら男がお菓子について熱く語り始めます。 
  
 
「クッキーの焼ける匂いを夢でかぐことがある・・・」

 
「ゾンビどもが憎い!」

ゾンビのせいで焼きたてのお菓子が食べられなくなったと彼は恨み節全開。
酔っ払いのクダ巻き状態で尚もお菓子への熱い思いを語り続けます。
しかし、菓子の話ばっかしてるせいで、外では車が盗まれようとしていましたよ。
すんでのところで盗人女性2名を取り押さえた麦わら男。

 
「ストリッパー(ゾンビ)じゃないわ!踊れないし!」

そう言い、命乞いをする女性。
女性2名はどうやら姉妹の模様。
頼れる祖母のいる故郷を目指して逃亡中でした。
彼女達を連れて行くか行かないかここで若干揉めるのですが、麦わら男が何やらトンチンカンなことを言い出しましたよ。

 
「アンタたちの婆ちゃんはケーキ作れる?」

また菓子か。
それに対して女性(妹)答えます。

 
「コンテストで10回も優勝したわ」

 
「パイとクッキーとケーキを好きなだけあげる」

車を盗もうとしてたのに菓子食べ放題で話をつけようなんて虫が良すぎます。
と、思いきや!

 
「好きなだけとは?どのくらい???」

めっさ乗り気です。もうアカン。
こいつの脳みそはスポンジケーキで出来ているんでしょう。
ですからもう当然、次の言葉で商談成立です。

 
「飽きるまで食べさせてあげる」
 
<突然ですが、ここで「記事が長過ぎるんじゃドアホ!!!保存出来るかボケ!!!」と雨風呂さんのシステムに叱られたので、ここから見所をかいつまんでお送り致します> 
 

麦わら男の回想。
彼はなんとアダルトショップで買い物している間に・・・

 
ゾンビストリッパーに恋人を食べられてしまった過去がありました。

 
「のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉ!!!!!」

 
「アッシュは全てだった」
泣いてます。
ちなみに恋人は男です。


「最初の殺しに使った」と物騒なバットを差し出す麦わら男。
めっちゃ「アッシュ」って記名つき。
恋人の名前でもあるんですが・・・
死霊のはらわたファンバレバレ。

 
麦わら男の妄想に出てくる本・・・もろネクロノミコン。
どんだけはらわた(キャプテンスーパーマーケット)好きなんでしょう。
そう言えば、麦わら男が嬉しそうにチェーンソー片手に大フィーバーする血まみれ場面があるんですが演技がまんまブルースキャンベルです。

 
女性限定ゾンビウィルスを作ったのはマッドサイエンティストでした。
彼が開発したのは「レトロワイフ」ウィルス
つまり、感染した女性を調教し、亭主に献身的に仕える古風な嫁(レトロワイフ)にしてしまおうと言う壮大かつバカな目的があったのです(ゾンビ嫁がパンティ~姿でアイロンがけ、芝刈りなどをする妄想シーンあり)。

 
「嫁が従順だったら、ボクちん、ママと嫁の板ばさみになることもないもんね!」
どうやらこいつは過去、
嫁姑戦争に巻き込まれていた模様。
完全に個人的な用途です。

 
しかし、あえなく調教失敗、豪快に食べられてます。
「ママー!痛いよー!」

 
逃亡途中で4人が忍び込む豪邸、しかし住人が残っていました。
しかしこいつのファッションは一体・・・

 
「人のうちで何してる?」
「アンタこそ何してる?」と言いたいです。 
 
  
燃料が尽きて駆け込む、ガソリンスタンド兼コンビニ「キャリー」
一瞬ホラーな効果音が流れるので「ああー映画のキャリー意識してるって言いたいのね」
と思いきや、思い切り綴り間違えてる!!!(ご本家は『CARRIE』です)

 
コンビニの中で食糧調達しているうちに外はゾンビストリッパーだらけに。
「そう言えば、こいつらは音楽が好き!踊らせて動きを封じよう」
そう思い立ち、ラジカセのスイッチON。
  
 
急に脱ぐ妹。
「私がゾンビストリッパーに紛れて踊るわ。隙をついて踊りながらガソリンも入れるわ!」

 
姉も脱ぐ。
「アンタ一人行かせやしないわ!私も踊るわ!めっちゃ踊るわ!」

 
「レッツダンシング!!!」
ゾンビと同じ動きでゾンビに紛れて行動・・・
ショーン・オブ・ザ・デッド好きですね・・・監督。
 

 
ストリップ劇場のバーカウンターでゾンビストリッパーの大群に囲まれ、いよいよ絶体絶命の大ピンチ!
そう言えば、死んだお父ちゃんがピンチの時にこのブリーフケースを開けろって言ってた!
しかし開けてビックリ!中身は札束!なにそれどうすんの!!!

 
ゾンビに札束効くかボケ!と思いきや、彼女達はストリッパーなので・・・

 
札束(チップ)が大好き!効力抜群!

 
ゾンビの演技も一瞬忘れて素で札束漁り。

   
麦わら男サービスショット、全けつ。
ゾンビ&エイリアンのステキコラボ映画、「アンデッド」にもこんなシーンありましたねぇ。

 
ローラースケート乗ってるので一般人と思いきや、これ全部ゾンビ。
史上初!「ローラーゾンビガールズダイアリー」
 

ゾンビ撃退武器、アナログレコード!
これはもろ、ショーン・オブ・ザ・デッドのパク・・・いやオマージュですね。
最早、武器として定番化か?

胸焼けするほどネタ満載な映画で御座いました。
元ネタを知らない方でも充分楽しんで頂けるんじゃないでしょうか。

最後に一発おまけ☆
 
念願叶って焼き菓子食べ放題の麦わら男。
よかったね☆
・・・って結局何がテーマ?ゾンビ?お菓子?

<超主観的評価>
ストーリー★★★ スリル★ テンポ★★ バカ★★★★★ グロ★★
総合★★★★

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