イマイ化学の¥50 プラ模型 ♪
毎度です
七夕 である本日に、ちょっと幼き子供時代の思い出話を・・・
オッサンに自我が目覚めた頃といえば前の東京オリンピック開催に日本国中が沸いた昭和30年代の末、ちまたでは 坂本 九 が歌う「上を向いて歩こう」 や クレイジーキャッツの「スーダラ節」、梓みちよの「こんにちは赤ちゃん」などの流行曲が流れ、TVからは「てなんもんや三度笠」 や 「ザ・ヒットパレード」、「道頓堀アワー」 や 「お嫁さん」、「隠密剣士」なんぞが番組テーマ曲と共に遠い記憶の隅に残ってまっせ
幼稚園 ~ 小学校低学年の児童だったオッサンがその当時に夢中になったモノといえば”プラモデル”で、周りのエエ年をした親父連中も「ゼロ戦や戦艦大和」といった大東亜戦争の軍艦や戦闘機、城郭や寺院の建築物、帆船といったプラモデルを組むのが熱病の様に流行っていたのを憶えていますわ
…でっ、小さなお子様だったオッサンには大人が買うような高価なプラモデルを買えるワケもなく、住道駅前商店街の四つ角にあった米澤文房具店(隣は確かスパイシーなコロッケが美味だった三ツ川精肉店でしたな…)でタマに母方のお祖母ちゃんから貰えるお小遣いの”¥50 ”で買える今は無きイマイ化学の「マスコットシリーズ」という現在で言う”フギィア”みたいなチープな人形型のプラモデルばかりを買っては作って遊んでいました
いちばん数多く買って作ったのは昭和30年代末期に月刊漫画本の連載とTVアニメの放映で大人気を博した『鉄人28号』の模型で、こげ茶色の成形色で両手を折り曲げる例の「ガオーッ」のポーズを取り、足元の飾り台裏にフェライト磁石をハメ込むだけの至ってシンプルな造り&ギミックでおましたが、漫画やアニメの鉄人を忠実にトレースされた出来はオッサンのお気に入りでしたわ
鉄人の他にも「忍者部隊 月光」 や 「風のフジ丸」、「オオカミ少年 ケン」 に 「サイボーグ 009」、「エイトマン」 や 「スーパー ジェッター」、変わったところでは「リボンの騎士」なんぞも買い求めて熱心に作っていましたで
そのマスコットシリーズと共に頻繁に買ったイマイ化学の¥50プラ模型といえばゴム動力で水中を進む小さな潜水艦プラモで、とくに小沢さとる氏が少年サンデーに連材していた大人気海洋漫画 『サブマリン 707』 の 「ジュニア潜水艇Aクラス」 や 「707号Aクラス」、次作である 『青の6号』 の 「フリッパー号 Aクラス」 や 「青の1号コ―バック号」 に 「魚雷A」、『海底少年マリン』 の 「P1-0号」 なんぞはどのモデルも繰り返し買っては作り、銭湯の大浴場や近所のため池で壊したり沈んだまま失くしたりしたもんですわ・・・
いまでは遠い約半世紀以上も前のお話でっけども、後に趣味を通り越してノメリ込むことになる 「投げ釣り」 や 「エレキギター」 のおもしろさも未だ知らない幼少のオッサンが夢中になったお安くチープなプラモデルの話は、機会があればまだまだ続くのであります