磯モン狙いのエサのお話(その3)
毎度です
さてさて、独断と偏見に満ちた”磯モン狙いのエサ講釈”は最終回となる「イカ系」のお話でっせ
イカ餌はどどちらかといえばタマミなどのフエフキ系に強いエサという印象を持つキャスターも多いと思いますが、じつは意外にコロダイやタイ系、ハタ系の根魚といったターゲットにも実績が数多く残っているエサなんでっせ
いずれにしても個人的な実績からいえるのは当りハズレの傾向があるモノの、アミノ酸が豊富でアピール力の強いイカ餌で釣れる磯モンは押し並べて良型が多いような感じがします
オッサンの釣友にもハナから型狙いに絞るキャスターはイカ餌のみで釣るケースも少なくなく、なかにはアミノ酸量を最大限にまで引き上げるために「市販の集魚液に漬け込んだイカ」を使ったり、強烈な臭いを放つ「腐敗直前まで熟成させた状態のイカ」を好んで使用する猛者もいてまっせ
(この腐敗状態のイカが放つ異臭には耐えられまへんが…)
そんなイカ餌の中でもオッサンが食いが良いベストなエサといえば小型種の「ヒイカ(ジンドウイカ)」で、ささめ針『磯投バトルKT』(XL) や 『コロタマ専用』(22号)へ 1匹刺しできる胴長5~7㎝というサイズがドンズバでっかな
この1匹刺しに適したサイズは初夏頃からスーパーの店頭で「煮付け用」として並ぶことが多おまっから、冷凍庫に空きスペースがあればその時期にまとめ買いしてストックしておくと便利でっせ
ベストなサイズを買い逃がすと近海産のヒイカは急速に育って”1匹掛け”に適さなくなるほど大きくなりますが、盛夏に小型サイズのヒイカが再び出回る時期もあるようですわ
ヒイカは頭から縫い刺しにして海中でアピールする両目を残して「目と目の間からハリ先を抜く」ようにして、魚がヒイカを咥えて反転したときにハリ先が口元を捉えやすくなる装着方法を個人的には心がけてまっせ
ヒイカが入手できない場合は「スルメイカ」 や 「ヤリイカ」を幅1.5 ~ 2㎝程度に輪切りにしたモノを” 短 冊”形式 に切り開き、上部から 1/2 ~ 2/3 の位置部分まで縫い刺しにして使っています
このときに「短冊の先端部分に1~2か所の切れ込み」を入れて少しでもイカ餌に動きが出るように整形してやればアピール性が増し、食い気へ有効に働いてくれると思ってまんねんわ
その他にも周年にわたってエサ店で購入できる冷凍の「ホタルイカ」も1匹~複数匹掛けで釣れるイカ餌でっけども、ちょっと価格が高めなので当日の不足分を補うケースでの購入でエエのと違いまっかな
ちなみに、イカの切り身の集魚効果や食い込みを高める目的で「市販の集魚液剤」
などに漬け込む裏技もありますが、これも腐敗寸前まで熟成させた場合のイカ餌と同じくウツボやアナゴ、サメやエイといった嫌われ者を必要以上に呼び寄せるリスク面も考え併せての使用が前提であることをお忘れなく…
でもまっ、エビ餌やイカ餌といった比較的に安価で調達できるエサを使用することで少しでも釣行費用を節約することができればマムシの増量に充てたり、渡船料金や釣り場までの交通費に回したりと、少しでもフトコロにある悲しき薄い財布の一助になってくれるのと違いまっしゃろかな
てなことで、ちょうど時間となりまぁ~した
ナンの参考にも役にも立たないであろう「オッサン的磯モン狙いに使用する生エサのウダ噺」は、これにて一巻の終了であります
お粗末さまで・・・