『投げ釣り偉人伝』(part2) | やめられまへん 投げ釣りはっ!

『投げ釣り偉人伝』(part2)

毎度ですニコ

 

 

 

さてさて、春休みに泉南エリアの「みさき公園裏の遊歩道」へと出向いた中学2年生のオッサン達ですが、少年だった当時の体力・能力&使用タックルの性能【旧O社 ホノルル11 + スパーク180:道糸5号 + ジェット天秤20号】 では手前に広がる岩場・ゴロ石のエリアにしか仕掛けが入らず、従って朝からズウ~ッと根掛かりの連続でおましたわ笑い泣き

 

 

 

 

      

           ※ネットから写真をお借りしましでお願い

 

 

 

 

そんな悲しい状況で釣果といえば小さなガシラ、クジメギンポ、アナハゼといった根魚の雑魚がハリに掛かってくれますが、あこがれのカレイの顔を見るなんぞは夢のまた夢で・・・叫び叫び叫び

 

 

 

 

 

 

         ※ネットから写真をお借りしましたでお願い

 

 

 

…でっ、半日の大半を根掛かりとの戦いに費やして疲れ果てたオッサン達が帰ろうかという午後3時ごろになって入れ替わる様に釣り場へ30代後半 ~ 40代前半と思われる1人のキャスターが登場しますガーン

 

 

 

なんや背面に「〇〇サーフ」というクラブ名が入ったベストを着用し、帽子は幅広なツバから側面にかけて 「これでもかぁ~!!」 というほど大会や表彰の各種バッジが大量に取り付けられている容姿は、いかにもTVの時代劇番組に出てくる素浪人、イヤさ荒々しい野武士というか「お主、なかなかヤルな…ニヤ」 という宮本武蔵のような風貌がその”釣力の強さ”を物語っていましたでクラッカークラッカークラッカー

 

 

 

 

 

 

 

 

その説得力のある姿に暫し見惚れていると、おもむろに貝印のズック生地製の竿袋から取り出したのは当時の投げ竿で最高峰であったサクラ釣具🌸の水色に輝く 「日本号 C」 が2本と深紅の 「日本号 D2本計4本やおまへんかベルベルベル

 

 

 

 

 

 

 

 

そのすべてに旧O社の名機 「スーパー93」 をセットし終えると、いま思えば”V字投法”で豪快かつスピード感に溢れるフルスイングでキャストされまっせグッド!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・すると、僕らが釣っていたエリアを楽々と越えて遥か彼方の沖へとラインを引き連れたオモリがブッ飛んでいき、シュッポと海面を割って着水船したのには、まさに衝撃的な驚きを憶えたオッサン達でありますキラキラ

 

 

さらに、その10分後には絵に描いたように保崎を抑え込む魚信をキャッチすると、まるで起重機のような高速の巻き上げで急なカケ上がり&シモリ群をかわして足元に抜き上げたのは、中坊釣り師が憧れてやまない 35㎝ほどのブ厚いマコガレイ」やおまへんかおーっ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

そのカレイの口から吞み込んだハリをハズしながら強者キャスターは「カレイは潮と時合、さらにポイントをきっちりと読んで釣らなアカンねんで音譜」 と白い歯を見せて笑いながら事細かにカレイ釣りのコツを語ってくれたのが印象的で、半世紀ほどの時が経った現在も鮮烈な記憶として頭の中に焼き付いてまんねんわほっこり

 

 

そして、その名も知らない親切でイカした強者キャスターが着用するベストの胸元には釣り雑誌で何回か見かけた『全日本サーフ』 と書かれた赤い刺繍ワッペンがカッコ良く、燦然と光り輝いていたのをハッキリと憶えてまっせ星

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、それから2度と出会うことも無かったこの強者キャスターが取った武士の如き立ち振る舞いがオッサンに「投げ釣りのカッコ良さ」を示し、さりげなく「カレイ釣りの基本メソッド」までも教えてくれた親切心との合わせ技で、独断と偏見による見解ではおますが 『投げ釣りの偉人』 の二人目として認定させてもらいまっせラブラブラブラブ

 

そして、そんな独断と偏見で三人目として挙げるキャスターは・・・

 

(つづく)