とき舞い上がる

一瞬だけの組織人は

黙々と巻かれていく

数字天国のグルーヴはいかがなもの

我にふたして我は行く

精神世界は御家だけにして

夜更けを歩くと柔らかい手招き

夢でも幻でもない満開が微笑

ねえ、待って

そこにいて

忘れさせて 思い出させて



なにもいらない 時が欲しかった

やっと気づいてうれしい

年に1度の世紀末をわすれられる ようやく

話したくない

離したくない

巣に帰れる喜びを

年の瀬以来転がしながら

のめり込んでいったのだった