トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

下半身全部が痛いです。
特に右足首と土踏まず付近。右足首は走る前から不安だった箇所で、それをだめ押しした感じ。土踏まず付近は、途中からつま先の違和感が出て、それをかばうために無理がかかったかなと思います。足底筋膜炎ではないけど、なんか最近、ここが腫れることが多いなぁ。

さて、昨日も書いた通り、白馬国際トレイルランを無事に完走しました。

僕が出場したのはミドルコースで、約36キロ。GPSでは34.2キロくらいになっていましたが、山の中なので、これくらいは誤差の範囲内でしょう。



ロング50キロが7時にスタートしてから1時間後、ミドルは8時にスタート。

1.7キロ付近にあるジャンプ台あたりからが最初の山登りで、今回の最高到達点約1300メートルの八方尾根へ。



スキー場の斜面をひたすら登ります。この時点で、すでに太ももの前側、大腿四頭筋の下部が疲れてきました。早すぎる(笑)
後で聞いた話しだと、もっと後ろでは渋滞していたようです。

それでも、もっと登るものだと思っていたら、意外と早めに下りはじめたので、気分は少し楽に。下りも走りやすくて、快調でした。他の出場者もまだまだ元気なので、みんな速くて、下りが比較的得意な僕も、ほとんど抜けず。

下り切ってしばらくで、次は1290メートルの岩岳山頂へ。
ここは夏に二回登って、コースを覚えていたので、自分のペースで淡々と。登りはじめてから50分くらいで山頂に到着。ここまでで18.6キロ、述べ時間は2時間30分くらい。

山頂へはゴンドラで来ることもできるので、応援の人もいっぱい。おかげで最後まで集中して登れました。

エイドステーションで補給食の蕎麦を食い、コーラを二杯。水をシリコンのフラスコに追加して、早々に出発。雲がなければ白馬三山、大雪渓、不帰峰が見える場所を通って朴の木平へ。

朴の木平へは100メートルくらい下って、70メートルくらい登ります。ここまで来ると、弱ってくる人が多くなってきて、スピードに差が出てきます。

朴の木平から次のエイドステーションまでは、3キロくらいで標高差450メートルを一気に下ります。

狭くて急な下り坂をハイペースで下るには、技術と気持ちが必要です。

おっかなびっくりに下っている人が多く、数十人をパスしたはず。

急坂が終わるころには綺麗な川があり、流れる冷たい水で顔を洗ってリフレッシュ。

残りは緩やかなアップダウンのみ!と気合いを入れました。

舗装路に出てからしばらく下ると、四つ目のエイドステーション。

ここからがキツかった。

聞いてない登りの連続(笑)

疲れている状態で走れるか走れないか、ギリギリの勾配。疲れていなければ、トレイルランニングを最高に楽しめるコースなのに、ここまで来てからだとキツい。

キツいけど、山を下りながら「おれ、もしかしたら、けっこう上位かも」と考えていたので、イケるところまで行こうと決心。

前に見える選手をかわすことだけ考えるようにしました。

残り11キロは痛みや苦しみとの闘い。でも、みんな同じはず、自分だけ逃げるなんて出来ない!と、言い聞かせて、ひたすら走る。と、言っても、めちゃくちゃゆっくり。でも全速力(笑)

岩岳ふもとの最後のエイドステーションを過ぎてからの3キロは意地のみ。
平坦の3キロなら13分だけど、アップダウンがあって、疲労困憊の3キロに要した時間はなんと20分弱(笑)
それでも抜かれないんだから、みんな疲れていることがわかります。

ゴールエリアに入るとたくさんの白馬村の人たちがお出迎えしてくれます。

ゴールから100メートルの辺りで、先にゴールした、チームメイトのなかむりさんが。写真を撮ってくれました。


真っ黒(笑)
本物はこんなに黒くはありません。逆光です。


あれ?やっぱり黒い?

ゴールタイムは4時間45分49秒で、完走者326名中47位。40代男性では16位でした。
んー、まあまあなのかなぁ。ほぼサブ3ランナーのなかむりさんが4時間18分なので、まあ、こんなもんなんでしょうね。

ツラかったし、痛かったし、苦しかったけど、終わってみると楽しかった。来年も出場しちゃおうかなと思ってしまうのが、何よりもツラいです(笑)

その後は仲間がゴールするのを待ちながら、知らない人たちをやたらと応援。みんなすごいなぁと感心しまくり。

ミドルのちびドル、ロングのかがみさん、ショートのゆみたん、ミドルの女房、ロングのかおるさんの順にゴールして、最後に残るはあまみさん。

35キロ地点ですでにエラいよー、ツラいよーというLINEが来ていて、残り15キロを全部歩くと3時間かなーと話していたのですが、なかなか来ないので、50キロ走り終えたかおるさんが、コースを逆戻り。タフな女だ…。

残り1キロ地点でついにあまみさんを捕らえ、そこからはFacebookでライブ中継しながら、みんなで併走。挿入歌はもちろんサライ(笑)





みんなが出迎えてくれて、感動の涙を流しているあまみさん。負けず嫌いなので認めませんでしたが、完全に泣いていました(笑)

結局9時間48分で、制限時間12分前に劇的なゴール。
トライアスロンではめちゃくちゃ強いあまみさんでも、腰痛に苦しんで、こんなにかかってしまいました。
でも、リタイアは一度も考えなかったそうです。やっぱり強い。

最後に会場への送り迎え等でみんなをサポートしてくれた、故障で出場できなかったかしまさんと長坂さんには感謝です。

みんなで行って、みんなで苦しんで、みんなで笑って、今回も楽しい旅になりました。

次は11月のトライアスロンです。とてつもなくさぶそうですが、なんとか良いレースにしたいと思います。

ではでは。