トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

降る降る詐欺に合いながら、今週末の中部ブロック会議に向けて準備を進めています。いよいよ明後日かー。

さて、トランス・ジャパン・アルプス・レース(TJAR)です!
やっと録画してあったのを観ました。

2002年に頭のおかしい人たち(もちろん賞賛の言葉)4名が集まり、有志だけで始めたTJAR。

二年に一度、富山県の日本海から静岡県の太平洋までを、北・中央・南のアルプスを越えて繋ぐ、日本長距離耐久レースの最高峰です。

距離が約415キロ、獲得標高差7500メートル、制限時間8日間という、想像もつかない世界。

僕なんて36キロ、獲得標高差1800メートルくらいで3日間、筋肉痛でまともに動けなかったのに、415キロなんてやったら1ヶ月は入院ですね( ̄∇ ̄)

フルマラソンくらいだと、計算通りに事を進めることは難しいことではないのですが、長距離耐久スポーツというのは、基本的に思う通りにはなりません。必ずトラブルが起こるわけで、起こって当たり前のトラブルに、どう対処するのかが問われると言っても過言ではありません。

今回の出場者29名も、誰一人として順調にレースを終えた選手はいませんでしたね。

あれだけのキツいコースを、みんなトラブルを抱えながら、可能な限り走り続け、または、何年もかけて準備してきたのに、きちんとリタイアするという決断ができることには脱帽です。

人間の限界とはいったいどこにあるのだろう、と改めて考えさせてくれた29名の選手たちでした。

僕がトライアスロンを始めた理由の一つが、自分の限界を見てみたいということでした。トライアスロンのロング完走は、自分の限界の向こう側にあると思っていたのに、誤解を恐れずに言えば、限界はまだまだ遠いところにあるという確認の目安でしかありませんでした。
今はロングのタイムを意識することで、限界を計っている途中と言い換えることもできそうですが、TJARは限界に近づく方法の一つだろうと思います。

ただ、出場している選手たちは、恐らく誰もTJAR完走が限界だとは思っていない。

長距離スポーツに興味の無い人も、あの選手たちを見たときには、必ず何かを感じると思います。

番組はDVDに焼いたので、お近くにお住まいで、興味のある方はお声かけください。

10キロほど走ってきます。

ではでは。