小説「方舟さくら丸」の刊行記念として、山口市の書店でのサイン会でもらったもの。独特の幾何学的な文字で黙々とサインする彼の姿を思い出します。今ではほとんど見かけることのない分厚いレンズ(いわゆる牛乳ビンの底)のメガネの奥に、現在の日本が抱え込んでいる閉塞的な社会の姿が既に見えていたのかもしれません。

       

ヤッシーのブログ-安部公房