新しい年になり、しばらくは暖かい日が続きましたが、ここ数日ぐっと気温が下がり、東京もしっかりと冬を実感です。
一昨日、仕事が少し早く終わり、久しぶりに映画を観に行きました。水曜日は、レディースデイなので、割引きです。
昨年から話題の「スターウォーズ / フォースの覚醒」。
このスターウォーズが初めて日本で上映されたのは、1978年でした。もう38年も前です。私は新作が上映される度に、映画館に通いました。大のSFファンとしては、今回の作品は、実は1年前からワクワクして待っていたんですよ。
初期の主役の3人が出演するという事も話題になっていたので、これもすごく楽しみでした。
ハン・ソロのハリソン・フォード
レイア姫のキャリー・フィッシャー
ルーク・スカイウォーカーのマーク・ハミル
このキャストでのご対面は、エピソード6以来です。
物語りは、壮大なスケールで展開して行きます。新しく若い魅力ある役者達の登場、臨場感溢れる豪華なセット。更に高度な映像技術 。。。
でも、ストーリーの根底に流れているテーマは、どんなに文明や文化が発達、発展しても変わらない普遍のもの。
それは、心の奥底の扉の向こうにいる、本当の自分。本当の心の声。
完全に映画の世界に引き込まれ、まるでリアルな、現実の世界として受け止めている自分がいました。
そんな中、彼ら3人がそれぞれの場面でスクリーンに映し出され、立っている姿が目に入った途端、涙が溢れました。懐かしさと一緒に、何とも言えない思いが込み上げました。
スクリーンから、厳かな光と重厚なエネルギーが伝わってきました。
そして、いつの間にか役を通り越して、役者である前の、1人の人間としての生の姿、声を受け取った気持ちになっていました。
彼らが今までどのような人生の時間、経験を積んで来たかが、ひしひしと伝わって来たのです。
長い人生です。決して明るい光の中を歩いて来ただけではない筈です。時には暗い、険しい道もたくさんあった筈です。
でも、それらの経験が時間の経過と共に、発酵し、熟成して、全てが光を放つ引き出しとなり、今の彼らが存在するのを感じました。
若さは、若いというだけで輝き、最高の武器になると言われます。でも、歳を重ね、その歳の重ね方次第で出てくる存在感、説得力、滲み出る静かないぶし銀のような魅力、これらは決して若さに劣る事はない!時にはそれ以上にも!
しみじみと感じました。
懐かしさと一緒に、彼らに向けて、心の中で拍手している自分がいました。
そして、私も、同じように歳を重ねて行きたいと、静かに心の中で頷きました。
ありがとう!
スターウォーズ!
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