EPISODE 76
僕には大好きな兄妹がいます。
長女に次女に妹
特に次女とは友達の様に昔から仲良く、恋の相談に乗ったり乗ってもらったり。
高校卒業の祝に2人でアメリカとカナダと旅行に連れって行ってくれた姉ちゃん。
グランドキャニオンに立てた事は今でも俺の中の財産です。
朝日を見て共に涙しましたね。
ラスベガスのカジノでは年齢達してる姉ちゃん止められ、達してない僕が顔パス。
What?
ナイヤガラフォールズの霧の乙女号に乗った俺の方が乙女でしたね。
きゃ~っつって。
はい。
そして一緒に共にしたツアー客の夫婦に
「あら~新婚旅行?良いわね~」
「いや、違います」
「あら!カップル!?昔と今じゃ違うのね~私の若い時なんて」
「違うんです(笑)兄妹なんです」
「え~!あら!じゃお兄さんが妹さんの就職祝か何かで!?良いわね~!私にも兄妹がいてね~」
「ぎゃ~く~です!こう見えて弟でまだ18歳成り立てのホヤホヤのティーンネイジャーです!」
「え~!!!!・・・・・・・弟・・・さん?・・・・・」
と、リアルな芝居を完璧に演じてました。
きっと夫婦仲良く劇団か何か入ってたんでしょうね。
とてもとてもうまい芝居でした。
とても。
ま、そんな事もあり、その数年後にはカナダ留学も一緒に入国し、一緒に帰ってきた姉ちゃん。
そんな友達の様な姉ちゃんには長年付き合っていた彼がいて一度は破局を迎えましたが、引きずる姉ちゃん。
納得いかない俺。
そう。
強引に帰国後、車カッ飛ばし彼の家の前まで行き車から引きづり下ろし彼に合わせに行った事も。
その後、めでたくゴールイン☆
そんな大好きな姉ちゃんの結婚式。
俺は今までの恩返しのつもりで、式の流れ、司会進行、BGMにサプライズと意気込んで引き受けました。
完全ハンドメイド。
新郎新婦入場の曲、選曲ミスで出て来るまで時間あり過ぎて拍手一回止まった。
んで止まった次の瞬間扉開いて、親族ドリフのコント並にヒザカックン。
感動のあまりグチャグチャになりながらの司会。
完全後半何言ってるかわかりません。
最後の司会者のシメ
「本日は2人の門出に賛同して頂いたご親族の皆様、誠にありがとうございました。」
が、
泣き過ぎて、
気持ちばっか先走り、
「ホッホッホ、本日はあぁあありがとうッウゥ~ございましたぁあぁ~」
意味不明な言語にも関わらず、温かい拍手を頂いた事を覚えています。
8年間という長い付き合いを経て、今結婚3年目を迎えた姉ちゃん。
しかし3年間子供が出来ず、ずっとずっと悩んでいた姉ちゃん。
周りのプレッシャーもあり、必死になって病院に通った姉ちゃん。
そんな姉を優しく包んでくれていた旦那さんがいつも傍で支えてくてた。
本当、姉ちゃんと出会ってくれてありがと!
しかし、2011年始まって、そう。まさに始まってすぐこんな良い事が起こるなんて・・・。
ついに・・・・
ついに・・・・
念願の赤ちゃんがぁ!!!!!!!
6週目~!!!!!!!
一番大事~!!!!!
仕事休め~!!!!!
風邪予防にユニクロのヒートテック買ってやる~!!!!!
最高に最高に嬉しくて嬉しくて手の震えが止まらなかった。
涙も鼻水も止まらなかった。
またグッチャグチャ。
また大好きな人が新たな幸せへと着実に近づいた。
心から祝福します。
俺の大好きな夫婦イチ&ターくんへ。